6月は当初の
予想に反して雨と寒さが続きました。本来であれば6月は最も日照時間が長い月の筈ですが、私の自宅の太陽光パネルの発電量は例年のこの時期の半分にも達しておりませんでした。果たして7月は暑い夏が来るのでしょうか?
今月は2人の偉大なスポーツ選手について触れたいと思います。一人目は6月3日に天国に旅立ったモハメド・アリ、言わずと知れたボクシング元ヘビー級チャンピオンのザ・グレーテストです。彼が活躍したのは私が子供の頃で、当時の記憶はあまりないのですが、ジョージ・フォアマンとの死闘を演じた「キンシャサの奇跡」の衝撃は当時脳裏に刻まれました。それまでは大男が足を止めて殴り合うのがヘビー級の常道でしたが、彼は早いフットワークとパンチで、まさに「蝶のように舞い、蜂のように刺す」という全く新しいスタイルを実践したのです。当時フォアマンは全盛期で、ベトナム戦争の兵役を拒否したモハメド・アリは約4年に及ぶ裁判で絶頂期を失った後の対戦で、誰もが戦前の不利を予想していましたが、フォアマンのハードパンチをしのぎきり、8Rに奇跡のKO勝利を飾ったのです。「ほら吹きクレイ」と言われるほど饒舌でしたが、人種差別反対、反戦の使徒であり、また詩人でもありました。ある試合の後、記者の「世界で一番短い詩を!」とのリクエストに彼はこう応えました。「Me、We(私、私達)」。私は、この詩が大好きで、ずっと座右の銘のようにしています。医療と介護、そして利用者さん、患者さん達との関係も「Me、We」でありたいと思うのです。偉大なチャンピオン、そして偉人の功績を称え、ご冥福を祈りたいと思います。
そして2人目は、日本が誇る天才バッター、イチローです。6月についに日米通算4,257安打を達成し、ピーと・ローズの持つ記録を塗り替えました。しかし米国での評価は真っ二つで、特にピート・ローズからは否定的なコメントが寄せられイチローもがっかりしたようでしたが、最終的にはピート・ローズは大リーグ記録、イチローは世界記録という認識に落ち着いた様です。そしてイチローは、現在42歳にして、往年の全盛期のような復活を見せ、大リーグ通算3,000本安打にせまりつつあります。まさに天才、超人、仙人のような境地に達しているのではないでしょうか?今後の活躍から目が離せません。
7月20日(水曜日)午後2時半から、クリニックロビーにてアフタヌーンコンサートを行います。今回は、NHK朝ドラの「マッサン」のメインタイトルを担当した野口さん、「花子とアン」の挿入歌を担当した小松崎さんの「野口★健withトシバウロン」をお招きして、アイリッシュ音楽を中心にお送りします。滅多にない機会ですので、ぜひお越し下さい!
写真は近年にわかに有名になった道東清里町の「神の子池」です。摩周湖の伏流水が源流とも言われていますが、池の一部だけがエメラルドブルーになっており、摩訶不思議、とても美しく神秘的な池でした。
| http://gonaika.com/blog/index.php?e=64 |
|
| 01:07 AM | comments (x) | trackback (x) |