今年もあっという間に師走を迎えました。

街にはうっすらと雪が積もり、冷え込みも本格化し根雪になるのも時間の問題となりました。北国の冬の風物詩、雪かきを腕をならして待っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先日、私の所属していた札幌医科大学呼吸器アレルギー内科(第3内科)の同門会に呼ばれて「医療Dx」について講演させてもらいました。昨今Dx化が叫ばれて久しいですが、医療の世界でも急速にDx化が進んでおります。皆さんの保険証も今月からマイナンバーカードと併用になり、将来は一本化される見込みです。国は医療Dx化で、病名、薬剤情報、アレルギー、感染症、検査や健診情報、診療情報、退院時要約などの情報を共有化し、医療機関ばかりでなく、一部は患者さんも閲覧できるシステムを目指しております。これが実現すると、旧来の電話やファックスなどでのやり取りはなくなり、より質の高い医療を提供できるとされております。一方で、情報漏洩の懸念やブラックアウト時の対応、デジタル技術に馴染みのない医師や患者さんへの対応などの問題もあります。いずれにしても、音楽はiTunesなどのクラウド音楽、本は電子書籍化に代表されるように、スマホとクラウドで完結してしまうようなことが、間もなく医療の世界でも起ころうとしています。既に当科でも、オンライン資格確認と電子処方箋の発行が可能な体勢で、電子カルテ情報共有サービスが開始されると、先ほどの情報を全国の医療機関で共有する時代が到来します。私を含め、昭和以前の人間にはついていくのが大変ですが、マイナンバーカードや電子処方箋などについてご不明な点がありましたら、お気軽にお尋ねください。
寒さが厳しさを増すとともに、コロナやインフルエンザ、マイコプラズマが散見されます。うがい、手洗い、保温、保湿を心がけながら、楽しいクリスマスとお正月をお迎えください。
写真は、志摩の夜明けです。美しい「天使の梯子」が見られました。
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