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院長あいさつ

11月あいさつ(2019年)
 ついこの間まで、台風でてんやわんやだったのに、気がつくと紅葉は終わりを迎え、早くも初雪が降り、冬がすぐそこまで来ています。栄通は銀杏の落ち葉が舞い、当クリニックの駐車場も毎朝黄金色に染まっています。
 
 そんな中、ビッグニュースが飛び込んできました。なんと来年の東京オリンピックのマラソンと競歩が、突然札幌で開催されることになったのです。札幌ではもともとサッカーの試合が予定されておりましたが、これに花形の競技が加わり、さながらプチ札幌オリンピックの様相を呈してきました。決定の背景が判然とせず、多くの議論を呼びましたが、札幌としてはお願いされる立場ですので、期待に応えられるよう真摯に対応していきたいところです。宿泊を含めたインフラなどの問題がありそうですが、大きな経済効果や札幌を世界に知って貰う効果、はたまた2回目の冬期札幌オリンピック誘致にも相当有利に働くのでは?という期待もあるそうですから、まさに棚からぼた餅、千載一遇のチャンスと言えるでしょう。来年は札幌市民として、オリンピックを存分に楽しめると良いですね。
 そして、10月22日は令和天皇の即位の礼、11月10日には祝賀パレードが行われ、内外に広く即位を宣言されました。多くの諸外国から首脳が来日し、改めて世界最古と言われる日本の皇室の伝統の重さというのを感じることができました。個人的には天皇と言えば、幼少時代にテレビで観た、やさしくもどこかユーモラスで、かつ威厳を備えた昭和天皇が強く印象に残っていますが、令和天皇は、私よりちょっと年上くらいの同世代で、勝手に親近感を抱いております。生きている間に、一度は天皇陛下をこの目で見てみたいものだなあと考えておりますが、叶う日は来るのでしょうか?

 今年は、例年より早く、インフルエンザの流行期を迎えております。ワクチンをご希望の方は、早めの接種をお勧めしております。予約制となっておりますので、スタッフにお声がけ下さい。

 写真は、ウトナイ湖近くの森の夕焼けです。


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10月あいさつ(2019年)
  10月になり、突然冷え込みを感じるようになりました。9月末には例年より早く、利尻富士や大雪連峰で初冠雪が記録され、一直線に秋、そして冬へと向かっているように感じます。

 そんな中、日本を熱くしている男達がいます。言わずと知れたラグビーワールドカップです。2015年イングランド大会では、予選で強豪南アフリカを含む2勝を挙げながら決勝トーナメントに進めなかった日本代表ですが、今大会では、世界2位のアイルランドをも撃破し、既に3戦全勝、なんとリーグトップを維持し、決勝トーナメント進出はほぼ確実と見られています。熱く語っている私ですが、実はラグビーはルールさえ知りません。試合を見ても、なかなか前に進まないなあ、などと思ったりしてしまいます。しかし、何試合か見て、起源が同じとされるサッカーとの違いにいくつか気がつきました。まずは、大げさに倒れる選手がいない、担架で運ばれる選手が少ない、審判に文句を言わない、相手選手を挑発しない、などです。接触の頻度とインパクトがラグビーの方が格段に多いはずなのにです。これを、ラグビーの熱狂的ファンにぶつけてみたところ、彼は誇らしげにこう答えたのです。「だってラグビーは紳士のスポーツだもの。やられた振りをしたり、立ち上がれないふりをしたり、騙そうとしたり、相手に危害を加えたり、そんなことする選手がいるはずないじゃないですか」。そしてこうも言いました。「ラグビー関係の人達は、絶対に人を裏切らない人が多いですよ」。なるほど、その精神の表れが最後のノーサイドにつながっているのか、と妙に納得しました。ゲームは相手があってこそ成り立つもの、相手は単なる敵ではなく、同じ仲間として、戦ってくれてありがとう、の気持ちを大切にするとのことでした。そして、もう一つ気がついたことが、他の多くのプロスポーツと違って、あまりお金儲けにはなっていないらしいことです。日本選手のほとんどは実業団所属で他に本職を持っている人ばかりで、各国も一部の国を除いては同じだといいます。つまり、紳士たちが、儲け度外視で、純粋にフェアプレーラグビーを戦っている姿が、私達を清々しい気持ちにさせてくれるのではないでしょうか。日本チームの半数が外国出身じゃないかという指摘があります。確かにそうですが、よく考えると、それもノーサイドのうちの一つなのかもしれません。少なくとも、彼らが日本のために大和魂を持って戦っていることは伝わってくるので、最後まで応援したいと思います。

 今年は、ワールドカップに世界中から多くの人が来てくれていますが、インフルエンザも一足早く上陸したようです。本州では流行指数と言われる1.0を既に超えています。札幌ではまだ0.25ですが、今年の流行は早いかも知れません。ワクチンは予約制となっておりますので、ご希望の方はお早めにお知らせ下さい。

 写真は積丹神威岬の夕景です。日に日に日没が早くなっていますね。

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9月あいさつ(2019年)
 暑かった8月が終わり、涼しくなると思いきや、9月の北海道の最高気温を塗り替える日々が続いております。それをもたらしたのは9日に関東に上陸した台風15号でした。

 テレビでは、水没する町、多数の太陽光パネルが変形して燃え上がる模様、羽田空港駐車場の足場の大規模な崩落、陸の孤島と化し大混雑の成田空港、倒れたゴルフ練習場の鉄塔の下敷きに無残にも押しつぶされた家々が映し出されています。心配になり、千葉の友人に電話したところ、停電で夜も暗く、蒸し暑く、電動シャッターも開かないので車も出せず、信号は半分以上消えて、道路も複数の倒木で寸断され、交通機関も動かないので、やることがなく、呆然と家にいるだけ、とのことでした。当然多数の医療機関も稼働できず、多くの患者さん達が困っておられるのではないかと心配されます。まさに、昨年の北海道が見舞われた災害と同じ状況が千葉県を中心に起こっているのです。そして、ちょっと前にはカリブ海からフロリダを襲った最強ハリケーン「ドリアン」が、世界的リゾートのバハマに壊滅的な被害をもたらしました。その被害額は7000億円以上だそうです。こうした自然災害は、いまや日本だけではなく世界各地で毎年のように起きており、さらにその威力や規模が年々増している印象を受けます。地球温暖化との関連を指摘する声もありますが、科学的に原因を解明できる日は来るのでしょうか。「ノアの方舟」が現実にならないことを切に願います。

 先週、千葉県から北海道各地でサーフィンをしながら車中泊している同年代の方と知り合いになりました。彼は昨年の胆振日高沖地震の時にも北海道、しかも浜厚真にいましたが、地震にも停電にもしばらくは気がつかなかったというのです。何故かと問うと、車で寝ていたので地震に気がつかず、電気も車の電気だけでの生活なので、ややしばらくしてからSNSで知ったとのことでした。情報から取り残されるのは困りますが、私はこうした生活もある意味リスク回避になるんだなあ、と妙に感心したものです。そして彼は、今ごろ千葉県に着いた頃でしょうか。彼の安全と千葉県の1日も早い復興を願っております。

 秋は、アレルギーと風邪の季節です。急激な気候と気温の変化で体調を崩しやすい時期ですので、十分な休息を取りながら、鮮やかな紅葉が始まるのを楽しみに、元気で過ごしましょう。

 写真は、支笏湖と風不死岳、樽前山です。湖面に映る様は、絵画のような美しさです。


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8月あいさつ(2019年)
 8月になりました。寒い7月とは打って変わり、一気に30度を超える日が1週間以上続きました。夜も寝苦しく、今年は夏バテの患者さんだけでなく、熱中症患者さんが続出しました。いったい地球の気候はどうなってしまったのでしょうか?

 どうなってしまったのかと思うのは気候だけではありません。国と国の関係も近頃はおかしなことになってきています。せっかくのお隣同士、ご近所さんとうまくいっていません。理由は領土問題、歴史問題、貿易問題と様々です。ネットでは様々な意見が載っていますが、中には目を覆わんばかりの罵詈雑言、果ては国交断絶を叫ぶようなコメントも散見されます。かくいう私も、相手国の理不尽な対応に辟易することもあります。しかし、こうしたネット上だけでヒートアップしていくことに違和感を感じてもいます。
 というのも、最近某観光地で楽器の演奏をしていると、実に色々な国の人たちと話しをする機会があります。その中には日本との歴史問題、領土問題、政治問題を抱えている国々の方も多くいらっしゃいます。私も当初は身構えながら話していましたが、わかったことは、皆さん同じ普通の人間だということです。何の悪意もなく、私の演奏する音楽を共に楽しんで、互いの良き日を願う善良な人達です。だからと言って、相手に甘くしても良い、ということを言いたいのではありません。あらゆる交流をシャットアウトし、相手の顔がますます見えなくなってくることは、互いに得策ではないのではないかと思うのです。相手の顔の見えない、ネットやメディアの上だけで、集団でヒートアップしていくという状況が続くとどうなるのでしょうか。お互いの主張を戦わせていくのは大事ですし、必要な事だと思います。しかし一方では、違うチャンネル、例えば、音楽やスポーツといった文化交流は、政治とは別に続けることは大事ではないでしょうか。顔の見えない関係が、いつしか相手を鬼畜米英にまで仕立て上げ、不幸な戦いへの道をたどる、というデジャヴゥは見たくありません。戦い終わってから、やっぱり相手も同じ人間だったと気がつくのでは遅いのです。くしくも来年は東京でオリンピックがあります。平和の祭典の意味を、今一度噛みしめたいところです。

 女子プロゴルフの渋野日向子選手が、笑顔で軽々と全英オープン優勝のプレッシャーを乗り越えました。海外の人も彼女の笑顔に魅了されたようです。こうした文化を通した笑顔の交流こそが、人々の心に平和をもたらすのではないでしょうか。
 
 暑さも一段落したと思ったら、今度は台風がやってきます。最近の台風は、威力がすさまじく、北海道も大きな被害を受けるようになりました。自然の変化には十分注意し、元気で夏を過ごしましょう。


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7月あいさつ(2019年)
 7月になり、ようやく爽やかな北海道の夏がやって来ました。木々の緑もますます色を増し、鳥たちのさえずりも夏の到来を喜んでいるかのように、美しく響いています。

 6月は天気こそ悪かったですが、私にとっては印象深い出来事が多く、忘れられない月となりました。その中のいくつか特に心に残ったことを紹介致します。
 一つ目は、スペインはバルセロナからお越しいただいたバイオリニスト、アドリアーナ・アルカイデさんが当クリニックで演奏してくれた時のことです。即興で歌ってくださったのですが、歌い始めて間もなくのこと、なんと当デイサービスの利用者さんが一緒に歌を口ずさみ始めたのです。私は内心ヒヤヒヤしましたが、アルカイデさんは戸惑うどころか、とびきりの笑顔でこれに応え、歌い続けました。利用者さんも一緒に続いています。そしてなんとそれがうまいこと倍音になって、とても良い感じにハモっているのです。かつてこのようなスペイン語と日本語の即興音楽はあったでしょうか?さらにこれに加え、不思議な電子音がうまく調和し、なんとも前衛的な芸術音楽が繰り広げられたのでした。私は、最初その電子音の音源がわからなかったのですが、すぐに補聴器のハウリング音だということがわかり、まさにここでしか起こり得ない奇跡だったことに心底感動しました。コンサート終了後には、お客さんから「涙が出そうなほど感動的な瞬間でした」とのお言葉をいただき、こうしたコンサートを続けてきて本当に良かったなと思いました。
 二つ目は、某観光地でハンマーダルシマーを演奏していた時です。大阪から来たというご婦人が、何か日本の曲を、ということで、私は「浜辺の歌」を演奏しました。「ご旅行ですか?」と聞くと、恩師だった方の墓参りとのことでした。そして、そのご婦人はこう続けたのです。「生前、恩師には何もしてあげられなかったのです。せめて、あなたの曲が天国に届きますようにと願いながら聞いておりました」と手を伸ばし、空を見上げながら仰ったのでした。私は、一瞬絶句しつつも「届くと良いですね」というのが精一杯でした。自分の演奏が人の思いに乗った初めての経験で、非常にうれしくも感動的な出来事でした。
 三つ目は、ハンマーダルシマー全米チャンピオンのジョシュア・メッシック氏との思い出ですが、紙面の関係上、次回にとっておきたいと思います。お楽しみに。

 これからは気温も上がり夏真っ盛りとなります。最近は異常気象のせいで、酷暑の日も予想されますので、水分補給や扇風機やクーラーのあるところで体を冷やすなど、熱中症に気をつけながら、お元気で北海道の夏を楽しみましょう。

 写真は、千歳川最上流の景色です。知られざる絶景ポイントです。

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6月あいさつ(2019年)
 6月になりました。先月はタイのプーケットのお話をしましたが、5月の北海道で、まさかタイより暑い気温を体験するとは思っていませんでした。その日、私は道東にいました。屈斜路湖の雲海を見るべく朝3時半に津別峠に行きましたが、標高が高いのに全く寒くないのです。晴天のため雲海は見られずにホテルに戻って朝食を済ませ、近くの小川の周りを散策。呑気に楽器を奏でていると、妙に暑いのです。気がつくと朝にも関わらず30度を超えていました。その後、車で北上していくと、車の温度計はどんどん上昇。最後には40.5度を示しました。これは2度と体験できない温度と思い、車から降りて歩いてみました。吹く風は熱風でずっと暖房に当たっているかのようでした。すぐにギブアップかと思いきや、意外にも1kmほど歩いても割と平気で、湿度がないせいかそんなに汗もかきませんでした。上湧別のチューリップ公園に着くと、この時期は満開の筈でしたが、なんとほとんどの花が咲く前に乾燥して枯れていました。そしてその日は、日本の5月の気温では最高記録だったようです。最近の気象は、全く予測のつかない時代になってしまったのでしょうか。

 6月のごう内科アフタヌーンコンサートは、国際月間を迎えています。5日にはスペインからバイオリニストのアドリアーナ・アルカイデさんをお迎えました。カーネギーホールでの演奏など素晴らしい経歴を持つ一流の演奏家で、バロック音楽を中心とするクラシック、即興演奏、さらには歌まで披露していただき、素晴らしい演奏に皆さん酔いしれました。私も「ふるさと」をハンマー・ダルシマーで共演させていただき大変光栄でした。国際月間第2弾は、29日(土曜日)にハンマー・ダルシマー全米チャンピオンで映画「メアリーと魔女の花」の全編劇中音楽を担当したジョシュア・メシックさんをお迎えします。信じられないほど美しく多彩な演奏を聴くことができます。かつてない国際色豊かな月間となっておりますので、この機会にぜひ一度ごう内科アフタヌーンコンサートにお越しください。
 
 6月は一転、気温が上がらず、風邪を引く人が増えています。またアレルギーもまだ散見されます。気温の変化には十分注意され、お元気に北海道の爽やかな夏至の日々を楽しみましょう。

 写真は、道東コムケ湖の夕景です。


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5月あいさつ(2019年)
 史上初の10連休で幕を開けた5月、連休中はお天気に恵まれ、満開の桜を青空の下で楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。

 天皇陛下がご退位され、新しい時代「令和」が始まりました。今上天皇は、59歳で私と同じ50代ということで親近感がわきますが、平成同様、戦争のない平和な時代になることを切に願います。時代が令和に変わった時、私はタイのプーケットにおりました。初めてのタイで、飛行機の中でタイ語を学ぼうと本を買っていきましたが、結局覚えたのは「サワディー(こんにちは)」と「コップンカー(ありがとう)」だけでした。驚いたことに当地ではほとんどのところで英語が通じました。但し、私と同じくらい怪しい英語でしたので、お互いに理解に苦しむ場面はありました。試しにホテルのプール掃除のおじさんにも話しかけると英語ができたので、プーケットでは英語を授業で学んでいるのでしょうか。滞在中、様々なカルチャーショックを受けました。まず、非常に多くのオートバイが走っているだけでなく、ノーヘルは当たり前で、3人〜4人乗りで車と至近距離で走っているのです。とても危なくてレンタカーを運転する気になりませんでした。そして最も驚いたのが、象のショーを観に行く途中、交通量の多い峠にさしかかったところで、路側帯ギリギリに象が歩いていたことです。見間違いかと思いましたが、2頭目も目撃し、ショーに行かなくても象がその辺で見られる環境に驚きました。ガイドによると、タイには虎やたくさんの毒蛇もいるそうで、実際ショーのサービスで虎と一緒に写真をとる機会がありましたが緊張の瞬間でした。タイの方達は、性格やしゃべり方が穏やかで、カヤックを漕いでいるときにも現地の子供達に手を振ったら、とびきりの笑顔で「ハロー」と返してくれて、タイが好きになりました。平成の米騒動の時に日本を助けてくれたのがタイです。当時評判の芳しくなかったタイ米でしたが、現地で食べると全く臭くなく、むしろ美味しいお米でした。タイは発展途上国とされていますが、立派な施設も多く、また最近ではニセコ地区にタイ資本が高級ホテルを展開しており、経済発展、国力の向上を感じることができます。親日国で、北海道観光も人気のようですので、令和では平成の米騒動の恩返しができれば、ますます両国の友好になるのではないでしょうか。

 ようやく暖かくなりつつありますが、一方でシラカバ花粉の飛散が本格化し、アレルギーを契機に風邪を合併する患者さんが増えております。抗アレルギー剤の内服や点眼薬、点鼻薬、漢方薬などが有効ですので、早めの治療をお勧め致します。

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4月あいさつ(2019年)
今年は雪解けが早く、3月には暖かい日が続き、このまま桜が咲いてしまうのかしら、などと淡い期待を胸に抱いて迎えた4月。連日の雪が厳しい現実を教えてくれていますが、さすがにそろそろ春がやってくるのではないでしょうか。
 
 そんな中、新しい時代の元号が「令和」に決まりました。「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国でありますように。」という思いが込められているそうです。そこでそもそも平成の意味を知らなかったことに気がつき、調べてみたところ、「天地、内外ともに平和が達成される」と書いてありました。これを読んで非常に複雑な気持ちになりました。というのも、皆さんご承知のとおり、天地に関しては東日本大震災を始めとした未曾有の天変地異が多発、内外ではロシアとの北方領土問題は未解決、北朝鮮の弾道ミサイルが頭上を飛び交い、日韓関係は悪化の一途、中国とは尖閣諸島問題が勃発などなど、近隣諸国とは問題山積なのが平成の現実でした。残念ながら平和が達成されたとは言えないようにも見えますが、忘れてはならないことが一つあることに気がつきました。それは、明治、大正、昭和、平成の中で、戦争がなかったのは唯一、平成だけなのです。色々な考え方がありますが、この一点だけは平成の時代を生きた者として素直にほっとするところです。そう考えると、私達が当たり前のように享受している平和というのは、実はとても希有なものなのかもしれません。前述のように、内外の日本を取り巻く環境は厳しさを増しています。加えて急速な少子高齢化による人口減少、深刻な人手不足、AIによる産業構造の変化、発展する諸外国との競争、など乗り越えて行かなくてはいけない山々を前に立ち尽くしている、というのが今の我々の姿です。間もなく新しい時代が始まります。平成と同じく、様々な困難がありましょうが、日本人同士だけでなく、一人でも多くの世界中の人々とも心を寄せ合うことができれば、日本の未来は明るいものになるのではないでしょうか。

 間もなく史上最も長いゴールデンウィークがやってきます。この時期はシラカバ花粉の最盛期であり、アレルギー持ちの私としては最も苦手とする時期です。早期からの抗アレルギー剤内服が有効ですので、お困りの方は、早めの治療をお勧め致します。爽やかな北海道の春を健やかにお楽しみください。

 写真は、虎杖浜アヨロ海岸です。夕陽の中をカモメが颯爽と舞う瞬間を奇跡的に捉えることができました。


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3月あいさつ(2019年)
 ついこの間正月を迎えたと思ったら、もう3月です。大寒波の雪祭りの後は一気に暖かくなり、今年はあっという間に春を迎えそうです。

 先日、私の母校北里大学医学部卓球部の同窓会に出席して来ました。約24年ぶりに懐かしい面々と再会し、やんちゃだったあの頃の話しをしながら大いに盛り上がりました。宴会には現役学生も参加していたので、現在の卓球部の状況を聞いたら当時との違いにとても驚きました。というのも部員が60名もいて、大会でも決勝トーナメントの常連だというのです。60名といえば、医学部定員が700名程度ですから、全体の1割近くが卓球部員ということになります。私達の頃はせいぜい10名程度で、しかも在籍中に団体戦での勝利がわずか1勝だったのを考えると隔世の感があります。考えてみれば、当時は21点制、サーブ権は5点交代だったのが、今はそれぞれ11点制、2点交代の時代で、ルールからして全く変わっているのです。しかもペンホルダーの選手はほぼ絶滅し、シェークハンドの時代となり、しかもチキータを始め沢山の新しい技術が出現しています。現在も卓球を続けているのは私を含めたった2名だったので、現在の卓球界の現状やチキータはカクテルの名前ではないことなど、熱心にレクチャーをしてきました。

 今回の上京に併せ、個人的にお世話になっている元全日本女子卓球監督の近藤欽司さんのご高配により、雑誌「卓球王国」の初代発行人でプロカメラマンの高橋和幸さん始め、高橋さんが主宰されるパコピンポン卓球部の部員さん達を集めていただき、近藤先生名物の多球練習特訓をしていただきました。近藤先生は、北京オリンピックで福原愛さん、平野早矢香さんらを率いて4位に輝くなど、平野美宇選手を始め数多くの一流選手を育てた名将です。ダジャレの名手でもあり、常に周りを和ませ、選手の長所を最大限引き出すことを考えているすばらしい方です。先生の近著「魅せられて卓球」を読むと、人情味あふれる指導方法に感動を禁じ得ません。これを先生に伝えると「私は感動ではなく近藤です(笑)」という調子で返事が返ってくるのです。とにもかくにも、こうした優れたリーダーの方々の長年に及ぶ努力が、卓球人気を再興させ、今や中国を凌駕しようとしているところまで導いたのだと思います。そして来年東京オリンピックを迎える訳で、今から日本選手の活躍が楽しみで仕方がありません。

 インフルエンザの流行もようやく終わり、暖かい春を迎えますが、春はシラカバなどの花粉が舞う季節でもあります。アレルギー症状から体調を壊すケースも多いので、花粉症をお持ちの方は、早めの治療をお勧め致します。早い春の訪れを元気で楽しみましょう。

 写真は、大滝村の名勝、百畳敷洞窟の氷筍、通称「ニョロニョロ」です。

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2月あいさつ(2019年)
 2月になりました。雪まつりも始まり、最高気温でもマイナス10度という日も見られるようになり、まさに冬真っ盛りです。山々の樹々も凍りつき、白い山に樹氷映えて、更にその美しさを増しています。

 先日道東を訪れる機会がありました。夏には1度は行く道東ですが、冬に行くことはあまりありません。道東は雪が少ないと言われますが、今年の少なさは記録的で、道路の路面が露出しているどころか、草原の草や土までもが見えているのです。強い風で、土埃が舞うほど雪が少ない状況でした。しかし、そんな稀な環境が私に恩恵をもたらしてくれました。糠平湖を訪れた時です。凍った湖面を歩けるのはいつものことですが、今年は記録的な少雪のため、例年は雪で覆われている筈の湖面が、広大なスケートリンクの鏡のように一望できたのです。しかもそれだけではなく、凍る過程で閉じ込められたメタンガスの気泡でできる「アイスバブル」がそこら中に広がっており、見たことがない美しい光景に息を飲みました。20年来毎年通ってる方でも初めて見る光景だったそうです。少雪の年は、ぜひ皆さんも訪れてみてください。写真を掲示板に貼ってありますのでお楽しみください。
 屈斜路湖では希少な動物に出会いました。和琴半島に無料の天然温泉露天風呂があるのですが、カヌーを楽しんだ後、ドライスーツごと温泉に浸っていると、地元のおじいさんが「ほれ、狸きたわ」と教えてくれました。狸を間近で見たことがなかったので、珍しいなと思い見ていると、おじいさんが「いや違うな、ギンギツネでねえか」と言いました。キタキツネはよく見ますが、ギンギツネは初めてなので、カメラを構えるとすぐに逃げて行きました。遠方からですが撮影することができたので、掲示板に飾っております。あとで知りましたが、とても珍しい動物だったようで、アイスバブルに続き、ギンギツネに出会えて新年からとても気を良くしたのでした。

 希少といえば、今年は平成最後となることがわかっている希少な機会で、新天皇御即位の前後約10日間は国民の休日になることが決まりました。果たして新元号は何になるのか、そして新しい時代には何が待ち受けているのか、期待と不安を感じつつも、今年も健康で希望を持ちながら過ごして行きたいものです。


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