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院長あいさつ

9月あいさつ(2021年)
 オリンピック・パラリンピックの熱狂が終わり、日本は夢の跡です。季節は、北海道らしい爽やかな風にコスモスが揺れ、一気に秋めいてきました。一方で私達はコロナに揺れる毎日を過ごしています。果たして終わりはいつ訪れるのでしょう?

 そんな中、先日管総理大臣は次期総裁選に立候補しないことを発表しました。管政権の評価は様々ですが、殊コロナに関しては概ね厳しいようです。水際対策の甘さ、PCR態勢の不備、ワクチンの出遅れ、病床の不足など、一貫して予防〜診断〜治療の全ての段段階で不十分であったことは否めません。しかし一つだけ、ワクチン1日100万人の目標を達成したのは、管総理の功績ではないでしょうか。途中で弾切れにはなったものの、リーダーの発する言葉の威力を見た思いでした。未知のウィルスに、日本ばかりではなく世界中の人々が不安に揺れています。戦後、これほどまでに人心が乱れている時代はなかったと思います。こういった混沌とした時代だからこそ、一筋の灯りをともし、国民を励ます言葉を持ったリーダーが必要なのではないでしょうか。「思考は現実化する」とナポレオン・ヒルは言いました。また日本には古来から「言霊」という言葉があります。しかし現代日本ではテレビ以外にも、インターネットやSNSなど、多くの思考や言霊がはん濫しております。そんな混沌とした情報の中から、正しい情報を見つけ、正しい言葉で希望を引き寄せる社会になることを願っております。

 ワクチンの接種率が、1回接種で60%、2回接種で50%を超えました。2回接種が60%を超えると集団免疫が成立すると言われていました。しかし、相次ぐ変異株の出現で、3回目の「ブースター」の必要性がクローズアップされ、見通しが変わりつつあります。ただ、2回接種による重症化予防効果はてきめんで、死亡者数の大幅な減少が続いております。ワクチン接種者の感染を「ブレークスルー感染」と業業しく呼びますが、実はそれはインフルエンザなどの感染症でも普通に起こることで、重症化を防止できることこそが、何よりの明るい光、管総理の置き土産なのかもしれません。

 当クリニックでは、全てのかかりつけ患者さんへのコロナワクチン接種を完了しつつあります。まだ接種が済んでない方はお早めにご予約ください。11月からは例年通りインフルエンザワクチンを行う予定です。

 写真は、島武意海岸でシーカヤックから撮影した積丹ブルーです。天国のような絶景でした。

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| | 10:59 PM | comments (x) | trackback (x) |
8月あいさつ(2021年)
 8月になりました。今年の夏は北海道とは思えない暑い日が続き、30度を超える真夏日が10日連続を超え、97年ぶりに記録を更新したそうです。「短い夏」が代名詞だった北海道は、これからは「長い夏」になってしまうのでしょうか?

 セットカウント3-3、最終第7セット目で2-9、負けまであと2点。卓球男女混合の水谷隼人と伊藤美誠ペアはドイツペアに追い詰められ、誰もが準々決勝での敗退を覚悟した場面です。ところが、そこから日本ペアの怒濤の反撃が始まり、ついには10-10のデュースに追いつき、最後は競り合いの末に大逆転勝利を収めたのです。追撃の間の伊藤の表情には鬼気迫るものがあり、悟りを得たような美しさが印象的でした。人間が見せる極限の中の美、まさに美誠という名前に相応しい瞬間でした。その後の決勝で中国の両世界王者ペアをフルセットの末破り、金メダル獲得とともに混合ダブルス初の世界チャンピオンに輝きました。私はすぐさま交流させていただいている北京オリンピック女子団体監督だった近藤欽司さんにSNSで祝電を打ちました。近藤さんは幼少時の伊藤選手や平野美優選手を指導していた名伯楽で、「打倒中国は日本卓球界の長年の夢でした。私は近藤ですが感動しました」と得意のダジャレで返してくれました。私も「欽司塔達成おめでとうございます」とレシーブしました。

 この他にも数々の名場面が続いており、皆さんの心を揺さぶっているものと思います。コロナ禍での困難な開催で賛否両論ありますが、参加している選手は、ただひたすらに自分の置かれた状況でベストを尽くしている姿に感動を覚えます。翻ってみると私達も彼らと同じで、この困難な状況で、毎日出来る限りのことをしていくことが大事なのではないかと思いました。

 お盆を越えると、徐々に涼しくなってくると思います。水分補給や消化の良いものを召し上がりながら、北海道の長い夏をお元気でお過ごし下さい。体調が悪い方は、夏バテによく使う漢方もありますのでご相談ください。

 写真は真夏の千歳川です。澄んだ清流、森の緑、青い空が完璧に調和していました。


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| | 12:14 AM | comments (x) | trackback (x) |
7月あいさつ(2021年)
7月になりました。しばらく晴れの日が続き爽やかな北海道の初夏を味わうことができました。しかしその後、本州の梅雨入りとともに北海道も蝦夷梅雨を迎えたようです。これから本格的な夏を迎え、そしてオリンピックがやってきます。

 開催地の東京は連日感染者数が前週を上回り、ついに1日に1000人に迫る勢いです。オリンピックを約2週間後に控え、政府と東京都はついに4度目の緊急事態宣言を発出しました。そして会場は無観客になる公算が高そうです。既に日本入りしている各国の選手団から早くも感染者が出ています。これから本格的に何万人という選手団が入国してきます。オリンピックで私達が見るものは、歓喜なのでしょうか、それとも混迷なのでしょうか。オリンピック憲章とは何なのでしょうか?私達はこの1年、経済と命のバランスの間で右往左往し、コロナに翻弄されてきました。オリンピックもまたその縮図なのでしょうか。オリンピックが原因で誰かが苦しむことのないよう祈りたいと思います。

 そんな中、一人の若き侍がアメリカから連日素晴らしいニュースを送り続けています。北海道から飛び立った二刀流は、本場メジャーリーグでもその実力を爆発させています。目下のところ、ホームランで両リーグ単独トップ、先日は安打が7連続本塁打、投げても4勝を上げ、盗塁でもその俊足を活かして活躍が止まりません。大谷選手と比較できる選手は70年前の野球の神様と言われたベーブ・ルースただ一人だけで、しかもそのルースの記録すら抜こうという勢いです。「巨人の星」の大リーグボールを見て育った私には、大谷選手の活躍はもはや現実のものとは思えません。彼の活躍は、今やコロナ禍とオリンピックで彷徨う私達の一服の清涼剤のようです。

 管首相のかけ声の下、予想を上回る勢いでワクチン接種が進みました。大変望ましいことですが、今度はワクチンの在庫が枯渇してしまい、当クリニックもそうですが大規模接種会場でも新規予約が一旦停止になってしまいました。また新しい情報が入りましたらお知らせ致しますのでしばらくお待ちください。

 写真は積丹半島の美国の写真です。夏を迎え、積丹ブルーの美しさも際立ってきました。


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| | 07:20 PM | comments (x) | trackback (x) |
6月あいさつ(2021年)
 6月になりました。今年も蝦夷梅雨が続き、土日は実に2ヶ月間ずっと雨だったそうです。ステイホームでどこにも出かけないのであまり気になりませんでしたが、人流を抑えるのに天も味方してくれたのでしょうか?

 ところが北海道、特に札幌の感染拡大が止まりません。札幌のコロナ病床使用率はほぼ100%が続き、兵庫県と並びよくない状態が続いております。遅まきながらワクチン接種も始まりましたが、
感染拡大との競争のようになっております。政府が目標とする1日80万人の接種を続けると、約3ヶ月で人口の半分以上の接種が完了し、集団免疫が達成される計算となります。つまり、9月頃には相当安全な状態になる見込みで、欧米のように通常の生活や旅行ができる日も近いかも知れません。ごう内科でも既に接種を始めており、定期通院の患者さんは全員接種する予定です。また集団接種会場でも前倒しで接種が進む予定ですので、お急ぎの方は集団接種会場にお問い合わせ下さい。

 最近タイ料理に嵌っており、時々買ってきたり作ったりしています。先日タイ料理を持ち帰りした時のことです。妻が「そうだ、この間とっておいたワクチンが余っている!」と嬉しそうに言ったので、何故家にワクチンがあるのだろう、しかも料理と全然関係ないな、と思っていたら、良く聞くとワクチンではなくパクチーのことでした。職業病と言えばそれまでですが、はやくパクチーがワクチンに聞こえなくなる日が来ることを願っております。

 夏至が近づき、ますます日が長くなり、過ごしやすい日が続いております。厳しい日常が続きますが、身近な自然や出来事を楽しみつつ、コロナ禍が明けるまで健やかに過ごしましょう。


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| | 10:52 PM | comments (x) | trackback (x) |
5月あいさつ(2021年)
 楽しいはずのゴールデンウィークは、緊急事態宣言や蔓延防止対策の影響だけでなく、あいにくの長く寒い雨で、ずっとステイホームだった方も多かったのではないでしょうか。寒梅ならぬ寒桜で、楽しむ間も少なく散ろうとしています。

 そんな中、東京オリンピックまで2ヶ月あまりとなり、通常であれば盛り上がってくる時期ではありますが、コロナのイギリス変異株による第4波の発生で、すっかり気勢をそがれております。今や、アスリート達からもコロナ禍での開催を疑問視する声も出始めました。大阪では、変異株による感染が止まらず、ついに医療崩壊を来している事態です。札幌もこれを追うかのような展開を見せており、対岸の火事ではありません。一体、どうやったらこの事態から逃れることができるのでしょうか?
 
 それは集団免疫を獲得することに尽きます。集団免疫とはその国の人口の過半数が感染すると、それ以上感染が広がらなくなる状態を言います。今回のコロナでいうと大体、50-60%の国民が感染すると集団免疫獲得となります。しかし現在の感染スピードだと、これを達成するまでになんと約100年もかかってしまいます。なおかつ、致死率2-4%という大きな犠牲を伴います。もうひとつの方法として、ワクチンによる免疫獲得という方法があります。日本で行っているファイザー製ワクチンの場合、2回接種すると重症化率を1/20にまで減らすことができます。一方で、アナフィラキシーショックなどの副反応が懸念されますが、これは20万人に1人という極めて少ない発生率で、しかも本邦では全例処置により回復しております。現在の大阪が、来月の札幌という未来を考えると、一刻も早い接種が望まれます。しかし、残念ながら日本のワクチン接種率は未だ2%台で、主要国どころか発展途上国に比べても極めて低い水準です。医療者ですら摂取率が50%程度です。管首相は、7月末までに全ての高齢者への接種を完了させると言いました。実現性を疑うような目標ですが、とにかく一人でも多くの方への接種が望まれます。ごう内科でもまずは、75歳以上の定期通院の患者さんを対象に6月初旬から接種を開始する予定です。全員分確保できますので、どうぞ慌てずに、接種券が届いた方からご相談ください。お急ぎの方や、定期通院以外の患者さんは、札幌市のワクチン接種お問い合わせセンターへご相談ください。

 辛い状況を、カタクリやエンゴサク、ツツジや桜や梅などの春の妖精達が慰めてくれました。6月に入るとライラックが一斉に咲き誇ります。夏のバラの頃には、明るい展望が開けていると良いですね。

 写真は、白石サイクリングロード・エルフィンロードのひとこまです。夕日に染まる水仙がきれいでした。

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| | 11:41 AM | comments (x) | trackback (x) |
4月あいさつ(2021年)
新年度になりました。雪は解け、徐々に気温も上がってきました。ふきのとうが芽を出し、春の妖精の第一弾、クロッカスやスノードロップ、チオノドクサが可憐な姿を見せてくれています。もう少しするとカタクリやエンゴサクの競演が始まります。

 7月にオリンピックを控え、ついに聖火リレーがスタートしました。トラブル続きの東京オリンピックですが、果たして無事に開会式を迎えられるのでしょうか?思えば、30年前まではオリンピックはアマチュア限定の大会でした。札幌オリンピックでは、フィギアスケートのジャネット・リン選手が尻餅をついた時の可憐な笑みで大人気になりました。しかし、プロがスポンサーを背負ってしのぎを削る商業主義の現在で、そのようなシーンは見かけなくなりました。一方で超一流のアスリートが国を背負って戦う姿を見る醍醐味はアマチュアの時にはないものです。一長一短ですが、今回のコロナ禍では、商業主義のがんじがらめにされた一短の方が目立つようです。相次ぐ失言で責任者が次々と姿を消す事態に、多くの国民は辟易しています。私もその一人で、中止してもよいのではないかと考えたくなります。そんな中、競泳女子バタフライ決勝で、白血病から復帰した池江璃花子選手が優勝し代表の座を勝ち取りました。わずか18歳で白血病を発症、世界トップの舞台から病床へ。まさに絶望の淵からの復帰です。これまでの醜態を清らかな水が流し去るかのごとく、忘れていたオリンピックの素晴らしさを思い出させてくれました。先日、大倉山シャンツェの記念館を訪れた時、札幌オリンピックの映像が流れていました。ジャンプ70m級で笠谷選手始め、日の丸飛行隊が金銀銅を独占し表彰台から手を振る映像を見て、とても誇らしく感動が甦ってきました。その後、前回のブラジルオリンピックまでのショート映像が続き、なんて素晴らしいのだろう、と思いました。コロナ禍でのオリンピック開催の功罪は歴史が判断するでしょうが、今は、池江選手の苦難と喜びに思いを馳せて、私も頑張ろうと思いました。

 コロナワクチンのご質問が増えております。ごう内科では定期通院の患者さんを対象に接種を行います。アナフィラキシーにも対応する体勢を整える関係上、1日に少数の患者さんを対象に完全予約制で行う予定です。詳細は追って掲示板やホームページでご案内致します。

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| | 12:38 AM | comments (x) | trackback (x) |
3月あいさつ(2021年)
3月に入り、寒さが和らぎプラス気温の日が増えて雪解けが始まりました。今年の札幌の積雪量は、平年の2/3程度と雪の少ない冬でした。雪かきが少なく助かった方も多かったのではないでしょうか。路面が広がり、外出や散歩が楽しみになってきますね。

 今年の冬は、私も仲間と出かけることができず、もっぱら1人で歩くスキーやカヌー、トレッキングに行っておりました。人間と接する機会が減った一方で、不思議と動物と触れ合う機会が増えました。
 中でも驚いたのは、先日支笏湖の浅瀬でカヌーを引っ張って歩いている時、背後から突然大きな水しぶきの音が聞こえ、振り返ると立派な角を持つエゾシカ3頭がこちらに向かって走って来たことです。エゾシカはとても警戒心の強い動物で、人間を見るとすぐに逃げるのが常ですが、彼らは私の姿に全く動じることなく、私のすぐ目の前を沖に向かって走り去って行ったのです。その後沖合500メートルくらいまで泳いだかと思ったら、また元の場所に戻ってきて、また私の目の前を通って森に帰って行きました。まるで自分が自然の仲間に受け入れられて一体となったような感覚になりました。

 そしてまた違う日には、夕焼けに染まる人気のない支笏湖の湖岸を歩きながら写真撮影をして歩いていると、小さな動物が目の前をゆっくりと横切りました。たぬきかな?と思い追いかけて行くと、森に入って行ってしまいました。その後車に戻ると、再び道路をゆっくり横切る姿を見かけたため、追いかけるとスルスルと上手に木登りをしたではありませんか。その距離2メートル、こちらをじっと見ています。あきらめて車に戻ると、驚いたことに今度は自らゆっくりとこちらに近づいて、そしておもむろに立ち上がって、こちらを見ながらそっと車にタッチをしてからゆっくりと去っていきました。まるで私は彼を通して大自然とハイタッチをしたかのような嬉しい気持ちになりました。この1年間、ひたすら自然と接しているうちに彼らに仲間として認められたのでしょうか。写真を撮って後で調べたら、彼はたぬきではなくアライグマでした。この流れで行くと、次はいよいよ本物の熊さんかな?と思ってしまいますが、さすがにそこまでは遠慮しておこうと思います。

 東日本大震災から今年で10年です。思えば、1992バブル崩壊、2001米同時多発テロ、2003イラク戦争、2008リーマンショック、2011大震災、2020コロナと心が休まらない時代です。しかし、歴史を見ると、人類はどんな苦難をも乗り越えてきています。ワクチンという光明も差してきました。ごう内科でもコロナワクチンを申請しておりますので、用意ができ次第皆さんに報告致します。

 春の日差しを感じながら、健やかにお元気でお過ごしください。


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| | 07:55 PM | comments (x) | trackback (x) |
2月あいさつ(2021年)
 2月になりました。今年の北海道はことのほか寒く、札幌でも水道凍結が相次いだ時期がありました。一方で降雪量は少なく、雪かきの労から逃れられたと思っていたら一転、2月初旬にはまとまった雪が降りました。結局いつもつじつまが合うことが多いですが、果たして冬後半はどうなるでしょうか。

 新しい年にあたり、最近の国際的な潮流であるSDGsについて触れてみたいと思います。エスディージーズという頭文字ですが、日本語では「持続可能な開発目標」という意味だそうです。2015年に国連が定めた2030年までの目標で、ざっくり言うと「地球と人間が喜ぶことをした人が得をする社会にしましょう」という感じです。例えば、「二酸化炭素排出量を削減した企業や国は偉くて儲かる!」というような具合です。これらを達成するために、17個の目標が掲げられています。個人的に気になったものについて触れたいと思います。まずは「貧困と飢餓の撲滅」です。これは開発途上国ばかりではなく、今や日本の子供の6人に1人は貧困で深刻な問題となっています。具体的な取組としては、飲食業界で余剰となった食材をこども食堂に提供するなどです。次に「性別平等」です。日本の順位は、2020年12月の格付けでは153カ国中121と思った以上に低い位置です。しかしごく最近に思い当たる節がありました。森喜朗会長の女性蔑視発言で世界的に炎上し、オリンピックの開催に更なる逆風をもたらしています。なぜここまで炎上したのかは、オリンピック憲章に違反しているだけでなく、このSDGsという大きな潮流にも逆行する発言だったからではないでしょうか。取組の例としては、男性の育休を推奨して女性の社会進出の機会を作る、クオータ制を設けて一定の女性比率を確保するなどです。次に「クリーンエネルギー」です。先般日本政府は2030年までにガソリン車の全廃という衝撃的な目標を発表しました。実際はどうなるかはわかりませんが、ごく近い将来には全てが電気自動車か水素自動車になるようです。そして、「作る責任、使う責任」です。身近な例を挙げると、お店のレジ袋廃止です。使う方はエコバッグを、という流れです。企業活動では、例えばニトリは廃ペットボトルからカーペットを作り、アディダスは海洋ゴミからスニーカーを作っているそうです。企業活動そのものが環境改善につながるという画期的な時代になりつつあります。

 もちろん建前の部分も多くありそうですが、結果的に環境が良くなり、貧富や性別の格差がなくなればよりよい社会になっていくのではないでしょうか。降雪量のつじつまが合うように、いつまでも良い環境が続くように私もできることをしていきたいと思います。

 コロナワクチンの到着が待たれる昨今です。札幌ではいつ、どこで、どのように接種できるのか、まだ具体的には決まっておりません。ごう内科では、少なくともかかりつけの患者さんの接種には対応したいと考えております。具体的に決まったらお知らせ致します。これまで通り、マスク、うがい、手洗い、消毒、ステイホームを守って、お元気でお過ごしください。

 写真は糠平湖のブルーアイスです。湖面の氷が割れてせり上がり、妖しくも美しい断面を見せてくれています。


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| | 11:07 PM | comments (x) | trackback (x) |
1月あいさつ(2021年)
 令和3年(2021年)1月になりました。Go toトラベルも中止され、自宅や近場で過ごされた方も多いのではないでしょうか。私も正月休みの間は毎朝近所の公園に散歩に出かけ、エゾリスやキタキツネ、アカゲラ、ヤマゲラなどの野鳥や景色の写真撮影を楽しみました。エゾリスは動きが速く、撮るのが苦手でしたが、この休みの間に、距離感がつかめたようで、徐々に良い写真が増えてきました。掲示板に飾ろうと思いますのでどうぞお楽しみに。

 新型コロナが武漢で発見されてから約1年が経ちました。昨年2月のニセコスキーエリアや雪祭り会場は、まだ多くの外国人で賑わっていました。しかしその後世界は一変してしまいました。5月のあいさつで、私は敢えて治療に対する希望的観測と生活を守る経済対策を述べました。治療に関しては、重症例に対する一応のスタンダートが確立され一定の効果をあげることができています。日本の死亡率は欧米に比べ桁違いに低く保たれています。一方で、定額給付金はたったの1回しか支給されていません。このため、仕事を失いそう、または失ってしまった方達の厳しい年の瀬が報道されています。日本でワクチン接種が始まるのが早くて2〜3月と言われています。全国民が打ち終わるのはもっと先と思われますが、ワクチン接種が完了する頃には、一気に経済活動に対する期待が膨らみ、希望の光が差すのではないでしょうか。ですから、せめてその時までの4ヶ月間、国民1人あたり40万円、総額48兆円の追加の定額給付金を支給し、安心して暮らせるようにして欲しいです。もしくは、一時的にでも国民が年間総額22兆円以上も払っている消費税をゼロにするのはいかがでしょうか。いずれの対策も万人に等しく恩恵があります。カナダは月15万円を4ヶ月間給付し、消費税に関しては19ヶ国が減税もしくはゼロにしています。日本は世界第3位の経済大国で、コロナ禍での経済支援ではGDP比では世界2位の予算を計上しましたが、こうした国民に直接行き渡る給付金などの「真水」と呼ばれる部分が極めて少ないのが特徴です。2021年は、一部の人だけが恩恵を受ける薄い塩水ではなく、万人が命をつなぐ真水を増やして頂きたいところです。

 今年も、「医療と介護が力を合わせ、地域の方々の健康と生活に貢献する」という使命を実現できるよう頑張りたいと思います。今年はまだ神社に行けておりませんが、はつ日の出に手を合わせ、願いを込めてお祈りをしました。皆さんにとって、健やかで元気に過ごせる良い一年となりますように。


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| | 12:34 AM | comments (x) | trackback (x) |
12月あいさつ(2020年)
 毎年のことですが、気がついたらあっと言う間に師走です。徐々に寒くはなっておりますが、雪はなく、まだ冬らしいとは言えません。運転も楽で雪かきもないのは助かりますが、ちょっと物足りない気もします。

 コロナは一時的に落ち着きを見せ、Go toキャンペーンで多くの観光地や飲食店が賑わいを取り戻したのも束の間、恐れていた第3波が来てしまいました。しかも今回の波はとても大きく、札幌を始め北海道はその波に飲み込まれようとしています。皆さんの身近でも濃厚接触者や陽性者が出たという話しが普通に聞かれるのではないでしょうか。高齢者施設でのクラスターに始まり、今や基幹病院ですらクラスターが次々と発生し、元々少ない感染者病床とそれを支える医療者や介護者の離脱が加わり、更にそれらを補充するために他の科や病棟から人材を満たてるため、そのあおりで通常診療ができなくなりつつある、というまさに待ったなしの危機的状態を迎えています。日本の方針は、経済を回しながら医療で手当をする、という方針なのかな?と推察し得ますが、このままだと経済も医療も両方共倒れになりかねません。

 先日、小樽運河で知り合った台湾の友人と情報交換をしました。台湾は女性の蔡英文総統が強力なリーダーシップを発揮し、3月から全ての外国からの入国禁止措置を行い、現在はPCR陰性証明のある外国人だけに渡航が許可され、更に入国後は指定の宿泊施設で2週間の滞在が義務付けられるという大変厳格な規制を敷いています。そして国民のために、ITの天才と言われたオードリー・タン氏をIT大臣に起用し、様々なアプリを矢継ぎ早に提供、全ての国民にマスクや医薬物品を迅速に届けました。日本のようなパニックや行列は起きなかったのです。その台湾の友人は大の親日家で、日本に行けないことがどれだけ残念かを語り、現在の日本の状況についてお見舞いを言ってくれました。一方、私が台湾の状況を尋ねると、全く安全で普通に生活ができ、外国に行けない変わりに国民は国内旅行を楽しんでいるとのことでした。Go toなどやらなくても経済も医療も両方回っているのです。感染者の推移を見ると、3月の第1波の時が20名、第2波はなく、12月に入りわずか9名です。しかもこれは全国での話しです。今の日本の状況と比べていかがでしょうか?台湾の状況こそが私達が望んでいた状況ではないでしょうか?台湾には「日本精神」という言葉があるそうです。日本統治時代に、近代化をもたらした日本人を鏡に「勤勉で正直で約束を守る」という人間像だそうです。日本の植民地支配を肯定する気は毛頭ありませんが、日本人が失った大事なものを思い出す機会にしたいものです。

 院内感染防止のため、風邪や発熱の方は電話やオンライン診療をお願いし、定期通院の方と接触がないようにしております。コロナをご心配の方は、「あんしんセンター」272-7119へ直接お電話ください。クリスマス、お正月に向けて皆さん健やかにお過ごし下さい。

 写真は冬の支笏湖です。カヌーの上から、湖底の美しい水紋と遠景のコントラストが綺麗でした。

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