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院長あいさつ

12月あいさつ(2018年)
毎年のことですが、気がつけばはや師走です。今年は雪が少なく、割と暖かい日が続いており、例年に比べると風邪の患者さんも少ないようです。日没も午後4時と一年で最も日が短い時期ですが、冬至を過ぎると春に近づきますので元気に過ごしましょう。

 先日、札幌ドームがかつてなく盛り上がりました。コンサドーレ札幌がJ1リーグ2位とアジアカップ出場をかけて広島との試合に臨みました。コンサドーレと言えば、これまでJ1〜J2を行ったり来たりしていましたが、今年は残留争いではなく、なんと上位争いにまで食い込んだのです。かつてない大きな期待と盛り上がりを見せ、私もドームに行こうかと思いましたが、これまで残留や昇進をかけた試合を見に行ってはがっかりした過去があるので、今回は験を担いで会場にはいかず、テレビ観戦することにしました。すると開始早々タイのチャナテップが先制点を奪い、その後も2点目を追加。やはり観に行かなくて正解、アジアカップ出場間違いなしと浮き足立ちましたが、なんと後半に2点を失い引き分けでアジアカップ出場を逃しました。しかし、J1リーグ4位は過去最高の成績で、来年にかけて、優勝争いやアジアカップを始め、各種のタイトル争いに期待を感じるものでした。北海道は、野球の日本ハムだけでなく、サッカーまで上位争いに食い込むようになり、地震で厳しい年となった私達に勇気と希望を与えてくれました。来年からもますます楽しみが膨らみます。

 チャナテップを始め、アジア各地から続々と日本に助人が来ることになりそうです。外国人技能実習制度が本格的に始まり、タイやベトナムから人材不足となった日本に実習生として5年間労働力を提供するというものです。色々な難しい問題を含んでおりますが、介護分野では現在も人手不足が深刻さを極めており、2025年には約40万人の介護職不足となるとされており、外国人実習生がこれを補完することが期待されています。しかし、初年度の今回はわずか全国で250名程度の希望者しかおらず、将来の懸念は払拭されておりません。チャナテップの活躍に驚喜したように、これからは外国の方達とともに日本を盛り上げていく時代になっていくのかもしれません。

 平成最後の年が終わろうとしています。来年はどのような年号になるのでしょうか?世界情勢をみても刻一刻と時代が動いているのを感じます。平成の次は激動の時代にならないよう切に願い、平穏で安心できる時代を作っていきたいものです。皆様の健康と幸せを願って。

 写真は千歳川を悠然と泳ぐ白鳥の親子です。

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11月あいさつ(2018年)
11月になりました。秋も終わりを迎え、そろそろ初雪のたよりが届く頃ですが、今年は暖かい日が続いております。タイヤ交換が忙しい時期ですが、猶予があるのはちょっと助かりますね。

 先日、ブラジルに「ブラジルのトランプ」と言われる極右の大統領が誕生しました。トランプ大統領と同じく自国第一主義を掲げています。人々は口々に「ブラジルの価値を取り戻す」「再びブラジルを偉大に!」と叫び熱狂しています。昨年のトランプ大統領就任時と同じ光景です。そして見渡すと、世界にはそういった指導者が増えました。彼らが目指すのは、行き過ぎた(と彼らが思っている)グローバリズムで、他国に奪われた雇用と富を自国に取り戻すことです。わからないでもありません。しかし、その道は本当に幸せにつながっているのでしょうか?

 先日、東洋医学会でウィスコンシン医科大学教授の高橋徳先生の講演を聞く機会がありました。高橋先生は「愛と健康」を科学し、脳内ホルモンのオキシトシンの作用を研究されています。オキシトシンは、人が他人を心配する、思いやる、愛するときに作られるもので、オキシトシンが分泌されると人は幸福を感じます。代表的なのは、女性の出産時と授乳時には大量にオキシトシンが分泌されることがわかっており、まさに母親の愛情そのものです。では、このオキシトシンが出なくなると何が起こるのでしょう?お察しのとおり、思いやりのない、孤独で攻撃的な人になってしまいます。しかしオキシトシンの分泌は、心がけによって変えられるというのです。つまり、利己的ではなく利他的な行動をとることでオキシトシンの分泌は促進され、幸せを感じるようになるというのです。それを聞いて真っ先に思い出したのは、行方不明の幼児を発見したスーパーボランティアの尾畠さんでした。彼はなんの報酬も受けとらずに喜々として活動を続けており、そして年齢の割にとてもお元気でした。彼は、まさに利他的な行動を日々体現しているのです。

 さて、自国第一主義に戻りたいと思います。このオキシトシンの話しに基づくと、これから世界で起こることに重大な危惧を抱かずにはいられません。しかし、心配はいりません。これからの人類の心がけによっては、それは変えられるのです。古くから「情けは人のためならず」と言います。実に示唆に富んだ言葉です。

 徐々に風邪の患者さんが増えております。これからはインフルエンザの季節ですので、早めにワクチンを接種し、うがい、手洗い、保温に心がけ、お元気でお過ごし下さい。

 写真は、冠雪した晩秋の羊蹄山です。堂々たる蝦夷富士の姿ですね。

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10月あいさつ(2018年)
 胆振東部地震が起きてから早くも1ヶ月が経ちました。しかし未だ地震は続き、めまいなどを訴える患者さんが散見されます。震源地の厚真や鵡川、そして清田区では避難所での生活を続けていらっしゃる方もおられ、一日も早く安寧な暮らしを取り戻せるよう願うばかりです。そんな中、季節はすっかり秋めいてきました。先日は早くも雪虫が飛んでいるのを見かけ、初雪が迫っていることを知らせてくれています。

 台風、地震と辛いことばかり続きますが、そんな中、気がついたことがあります。それは地震の翌日、往診で運転している時のことでした。信号はほとんど消えており、普通に考えるととても危険な状態でした。大きな交差点にさしかかった時です。いつ横断したら良いかわからず一旦停止して周りを見渡すと、多くの車がなんの支障もなく、申し合わせたように秩序正しく譲り合いながら交通しているのです。そして、何人かのドライバーと目が合いましたが、皆さんとても優しい素敵な眼差しで「どうぞどうぞ」と合図してくれました。そして、それはほとんど全ての交差点でそのような光景が見られたのです。それはとても心地良く、心が暖まる経験でした。人間の本質というものは、窮地になると現れるといいます。かの東日本大震災の時も、東北の方達は秩序を乱さなかったと聞いています。地震災害に遭ったのはとても不幸なことです。しかし、我々は歴史上多くの天災に見舞われ続けてきた結果、それを乗り越える術を身につけてきたのではないでしょうか。私が交差点で見たものは、日本人の「和の心」そのものだった気がします。

 そんな中、朗報が届きました。札幌出身の20歳の若者が世界一の座についたのです。彼女はスピーチで地震で被災した私達を励ましてくれました。大阪なおみさんです。彼女の本籍はなんと札幌だそうです。なおみさんがまだ小さい時に、ご一家で札幌に住んでいらしたとのことでした。しかも私ともつながりがありました(こじつけですが)。私の英会話の先生が、なおみさんのお父さんと親しい友人だというのです。なんだか私も世界チャンピオンの身内のような気がしてきました。これからの活躍がますます楽しみです。

 既に掲示してあるとおり、インフルエンザワクチンの流通量が少ないことが予想されており、今年は完全予約制で行います。接種ご希望の方は、必ずご予約いただきますよう、よろしくお願い致します。

 写真はサロベツ原野から見た茜色に染まる利尻富士です。言葉を失う美しさでした。

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9月あいさつ(2018年)
 9月になりました。夏の終わりとともに日本列島は災難が続いております。今年最大と言われる台風21号が関西を直撃。大阪、神戸では多くの車がひっくり返り、港では車が炎上、そしてに何より衝撃的だったのが関西空港の冠水と連絡橋の破壊でした。そして、その台風はまもなく私達の北海道にやってきました。夜中の3時、数時間にわたり風のうなり声が響き、風が直撃する度に家が揺れました。最大瞬間風速は35m/秒、時速にすると実に126km/時。とてつもない強烈な風が日本を縦断していきました。朝の通勤途中で目にしたのは、多くの街路樹が無残にもなぎ倒されている姿でした。

 しかし、その直後の6日の未明、これも午前3時過ぎ、厚真町を震源とする巨大地震が胆振、石狩地方を中心に襲いました。実は私は、5日の夜から東京に出張しており、事態を知ったのは訪問看護師さんからの電話でした。人工呼吸管理をしている患者さんの電源があと数時間で切れるとの連絡でした。急いで入院の手配をし、テレビをつけると厚真町の信じられないような無残な光景を目にしました。そしてしばらくすると、札幌でも清田区で地盤沈下、液状化、傾いた家々の映像が映し出された時、言葉を失い、そして思いました。ついに私達も被災したのだと。

 現地では停電しテレビもつかないことより、まずは職員の安否確認、情報の共有、在宅患者さんや施設の安否確認を行いました。しかし多くが停電で電話が不通、地震発生当日は情報が限定されました。私は千歳空港が閉鎖されたため、もう1泊を東京で過ごし、なんとか7日午前の飛行機を確保し、帰ってくることができました。そのままクリニックで一部外来業務と往診を行いました。7日午後にはほぼ全ての在宅患者さんの安否を確認することができました。

 当クリニックは電子カルテを使っているため、停電するとパソコンを起動することができず、患者さんのカルテを見ることができません。すると処方薬を確認できないため、定期処方ができない状態となりました。しかし、今回患者さんがお持ちのお薬手帳を見て処方することができました。今後の災害の時に役立つと思いますので、皆さん、ぜひ薬局でお薬手帳を作っていただき、保管しておくことをお勧め致します。一方で、当クリニックとしても停電時の電源の確保という課題を感じましたので、今後に活かしていきたいと思います。

 今回の災害では、水、電気、食料、燃料、情報〔携帯電話、テレビ、ラジオ〕の重要性を痛感しました。今後も大きな余震があるかもしれず、今のうちから可能なものは備蓄し、電池などの電源も確保し、情報が受け取れるようにしたいものです。

 しばらくは節電が求められます。当クリニックでも照明などを落とし、必要最小限の電力での診療を行います。災害の中でも、できる限り、皆さんの健康と生活に貢献できるよう、診療を続けて参りたいと思います。

 写真は停電から復活した美しい札幌の夜景です。この夜景のように、私達もきっと、もとの平穏な生活に戻ることができるでしょう。

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8月あいさつ(2018年)
 8月になりました。今年の7月は、日本各地で記録的暑さを記録、もはや40度越えも珍しくありません。北海道でも36度を記録した所もあり、熱中症で搬送される人も多いようです。もはや以前の常識は通じず、ひとりひとりが熱中症に備えなければなりません。

 7月に出張で東京に行ってきました。宿泊を考えていたところ、学生時代の友人が伊豆湯河原町のホテルをキャンセルするというので、代わりに泊めて貰いました。伊豆と言えば、神奈川と静岡の県境で、東京から遠いイメージがありましたが、驚いたことに新幹線で行くと40分もかからないのです。首都圏の交通網の素晴らしさを実感しました。私は神奈川県にある北里大学で学生時代をすごしたので暑さへの心構えはできていたのですが、新幹線を降りてあまりの暑さに言葉を失いました。しかし不思議なことに外を歩いていてもしばらくは汗があまり出ないのです。そういえば以前、山形県新庄市でクーラーのない36度の中、熱々のモツラーメンを食べた時も不思議と汗がでませんでした。最初は発汗になれていないせいかと思いましたが、恐らく体液を失ってはならないという生体の防御反応なのかもしれません。しかし結局はその後大汗をかいてしまうのです。本州の夏は本当に過酷だと思い知らされました。

 湯河原はちょっとした思い出のある場所です。学生時代、今回ホテルを譲ってくれた友人と海水浴に訪れたときのことです。甲羅干しをしていると、突然テレビレポーターがインタビューをしてきました。「地元のサーファーに聞く」という企画で、「宇野総理の女性スキャンダルについてどう思うか?」と聞いて来るではありませんか。私は内心、自分はどうみてもサーファーに見えないし、仮にサーファーだとしても質問する相手を間違っているのではないかと思いつつも、「若気の至りだった可能性はあるが、一国の総理大臣としては好ましくない云々・・・」というサーファーらしからぬ常識的な返答をしました。後日テレビで放映されましたが、一緒にいた友人はカットされていて気の毒に思ったものです。私の方がよりサーファーに見えたのでしょうか。そんな湯河原のビーチが、私の帰宅後、台風の影響で壊滅的な被害を被りました。湯河原だけではありません。今や日本各地で、天変地異による甚大な被害が続いております。これは温暖化によるものなのでしょうか、それとも地球の長い歴史からみると変動の範囲内なのでしょうか。私にはわかりませんが、数年前には当クリニックの近くでもあつべつ川が氾濫し南郷通りの一部が完水したことがあるので、私達も自分のこととして考えておく必要がありそうです。

 8月は今のところ過ごしやすい天気が続いております。お盆を過ぎれば、北海道は秋の訪れを感じることができるでしょう。それまで、夏負けや熱中症にならないよう、食事をしっかりとり、水分や塩分を補給し、風通しをよくして体を冷やしながら元気に過ごしましょう。

 写真は余市付近の夕景です。夏の日本海は嘘のように穏やかで美しいです。


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7月あいさつ(2018年)
 7月だというのに、連日雨が続き、すっかり蝦夷梅雨になってしまいました。蒸し暑い日が続いたと思ったら、その後は10℃前半まで下がり、ストーブを点けた方も多いのではないでしょうか。九州から関西にかけては、史上最悪レベルの豪雨に見舞われ、多くの方々が避難を余儀なくされています。1日も早い復旧、復興を願っております。

 そんな日本にロシアからエールを届けてくれたのはサッカー日本代表チームでした。大会前には私を含め誰もが予選リーグでの敗退を予想していましたが、始まってみると第1戦では強豪のコロンビアを撃破、第2戦では先行されたセネガルに2度も追いつき引き分け、第3戦のポーランド戦は凡戦でしたが、ある意味歴史に残る駆け引きの結果、見事アジア勢で唯一決勝トーナメントに進出しました。準決勝では優勝候補のベルギーに対しまさかの2点先行、多くの日本国民、いや西野監督ですら夢見心地だったに違いありません。ところが「赤い悪魔」と言われるベルギーが、最後は私達を天国の階段から引きずり下ろしてしまったのです。この敗戦は、外国メディアや私の外国の友人からも「とても悲しく、ハートブレイクな幕切れ」と表現されましたが、試合終了直後はまさしくその通り失意のどん底でした。しかし、考えてもみれば予選リーグ3戦全敗でもおかしくないと言われた日本チームが、今大会屈指の感動的な試合を何度も演じ、最後は夢までみさせてくれたとことに、感謝と賞賛の気持ちを禁じ得ません。長く日本を支えた大黒柱、本田圭祐と史上最高のキャプテン長谷部誠は、今大会を最後に日本代表を引退するそうです。釜本邦茂、三浦知良、中田英寿そして本田圭佑。日本サッカー界も野球のように、各世代に役者が揃ってきました。今後は野球のWBCのように、紡いできた歴史の積み重ねが、いつかは優勝の扉を開ける時が来る、そんな予感を感じさせてくれた大会でした。

 ここ数年は異常気象が当たり前のようになってきて、災害も大規模になってきました。札幌でも蒸し暑かったり寒かったり、1週間以上も雨が続いたりで風邪など体調を崩す方が多く見られます。雨の日でも室内で楽しめるような趣味を見つけて、間もなく訪れる爽やかな北海道の夏を待ちましょう。

 写真は浜益の海岸です。徐々に夏らしくなってきました。


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6月あいさつ(2018年)
ライラックの時期もあっと言う間に過ぎ去り、6月になりました。雨のヨサコイも終わり、いよいよ札幌祭りの時期となりました。お祭りが終わるといよいよ夏の到来です。

 先日仕事で函館出張に行ってきました。帰りになかなか行く機会のない道南の日本海側、江差町を訪れました。江差といえば、ニシンでの繁栄、そして江差追分が有名ですが、今回は明治維新の戦争の歴史に触れてきました。江差の中心地に行くと、海岸に立派な帆船が係留されていました。なんだろうと思い、近づいていくと、幕末に箱館戦争の主役を務めた、榎本武揚率いるあの開陽丸でした。といっても復元されたレプリカで、現在は博物館として使用されているものでした。建造は江戸時代の1867年で、江戸幕府が海軍強国のオランダに初めて発注した、当時としては最大級の軍艦だったそうです。艦内には多くの大砲が原寸大で多数配置、展示されていましたが、大砲はドイツ製で、射程が約4kmの当時最先端のクルップ砲を多数備え、圧倒的な攻撃力を誇っていたそうです。開陽丸は、最後の将軍、徳川慶喜の大阪脱出で使われたり、戊辰戦争の発端となる戦闘から箱館戦争に至るまで、常に旧幕府軍の切り札として威力を発揮していました。しかし、その最後の地が、ここ江差だったというのは意外でした。旧幕府軍が箱館戦争を有利に進める中、開陽丸は松前に続き、江差を制圧すべく江差沖に到着。しかし、新政府軍はすでに撤退しており、江差は難なく無血開城。しかし開陽丸はここで海の藻屑となってしまうのです。開陽丸を沈めたのは、江差特有の「タバ風」と言われる強風でした。風に煽られ、硬い岩礁に座礁し、そのまま沈没。確かに私が訪れた日も、快晴にも係わらずずっと強風が吹いており、風速計で測ると10m/sを超える時もありました。低気圧の時はその比ではないでしょう。旧幕府軍が開陽丸を失ったことは、後の箱館戦争への敗北、そして明治維新に繋がっていくのですから、江差町は日本の歴史のターニングポイントになった重要な地と言えるでしょう。開陽とは、「夜明け前」というオランダ語の和訳だそうです。開陽丸は文字通り、日本の夜明け前に姿を消したのです。江戸時代末期に、オランダ、ドイツなどの技術を使った軍艦が日本にあったこと、それをちょんまげの兵士が操作していたことを思うと、欧米列強に翻弄されつつも立ち向かっていた先人達の姿、そしてそのお陰で先進国としての今があるのだということを改めて感じさせられた一日でした。

 先日、卓球ジャパンオープンで、男子は張本智和選手、女子は伊藤美誠選手が、いずれも中国世界チャンピオンを破りアベック優勝しました。中国に勝つことなど不可能と思っておりましたが、日本の若い力が重い歴史の扉を開いてくれました。日本卓球界は黄金時代を迎え、東京オリンピックがますます楽しみになりました。私も「チョレイ!」や「美誠パンチ」を真似てみようかと思います。

 暑い日があったと思いきや、寒い日が続いたり、気温の変動が激しくなっています。温度管理、体調管理に気をつけて、爽やかな北海道の初夏を楽しみましょう。

 写真は、江差の砂浜です。夕陽に染まる夕顔が綺麗でした。

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5月あいさつ(2018年)
 5月になりました。クロッカスに始まり、福寿草、カタクリ、エンゴサクが続き、現在は梅と桜が咲き誇り、いよいよ春爛漫となりました。これからの花の競演もとても楽しみです。

 先日、私の演奏している楽器ハンマーダルシマーの世界的奏者のジョシュア・メシック氏が東京に来るというので、会いに行ってきました。メシック氏は、昨年公開された映画「メアリと魔女の花」で全編にわたり素晴らしいハンマーダルシマーの演奏を披露さた方です。まさに私の憧れの演奏家ですが、ご縁があってメシック氏との交流を通じて特注のダルシマーを作っていただき、今回はそれを持参してのイベント参加になりました。ワークショップ終了後のコンサートでは私のダルシマーで演奏してくださり、大変感激しました。世界の一流奏者の素晴らしい演奏に感嘆し、その技に少しでも近づきたいと思いました。また映画を作成した米林監督もお越しになり、望外の喜びとなりました。今回はアニメ部門のアカデミー賞を逃しましたが、次回作品に期待したいところです。「メアリと魔女の花」はDVD、ブルーレイで発売されておりますので、ぜひ皆さんも一度ご覧になってメシック氏の素晴らしい演奏を聴いてみて下さい。メシック氏はいつか札幌に来てくれることを約束してくれました。その時は皆さんにもお知らせしますので、どうぞお楽しみに!
 
 そして東京に行ったついでに私の母校、北里大学にも行ってきました。卒後24年目にして初めての凱旋です。大学病院は新築され、ロビーにはスターバックスがあり、キャンパスには3つもの大手コンビニが軒を連ね、壁には2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智特別栄誉教授所蔵の絵画が患者さんの心を慰めるように飾られていました。当時の大学の面影はなく、お互いおじさんになった旧友と歩きながら、時の流れを実感して参りました。

 6月6日(水)午後2時からごう内科アフタヌーンコンサートがあります。今回は札幌で活躍されるギタリスト夢和さんの登場です。夢和さんは、元ふきのとうの山木康世さんプロデュースによるCDなどを発売されている大変素晴らしいギタリストです。皆さんぜひお越し下さい。

 写真は、石狩マクンベツ湿原の水芭蕉です。

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4月あいさつ(2018年)
 4月になりました。あれほど積もっていた雪もあっという間に姿を消し、代わって福寿草やクロッカスなど春の妖精達が芽を出し始めました。これからは、スプリングエフェメラルの競演、それが終わるといよいよ真打ちの桜が登場しますね。

 先日、親族の結婚式出席のためカナダのトロントへ行ってきました。トロントはCNタワー、今年引退した川崎宗則選手が所属したブルージェイズの本拠地、ナイアガラが有名ですが、今回は短期滞在のため、式場とホテルの周りしか見られませんでした。石造りの素敵な建物があちこちにあり、町全体が自然と調和して美しい町並みでした。ニューヨークは約30年振りの訪問でした。トランプ大統領になってから外国人排斥の雰囲気があるのかなと思いきや、そんなことは全く感じず、入国審査もスムーズで、ホテルやレストランの人達もフレンドリーで、楽しく快適に過ごすことができました。ただトランプタワー周囲だけはものものしい感じで、周辺道路一部は閉鎖され、自動小銃で完全武装した警官が数名立っておりました。夜はミュージカル「オペラ座の怪人」を初めて見ました。美しい歌声が今も心に残っており、人々を魅了して止まないニューヨークの魅力を感じました。翌日はメトロポリタン歌劇場で「ランメルモールのルチア」という演目を見ました。30年前もそうでしたが、あまりにも心地よいのと時差ぼけで不覚にも大半は寝てしまいました。有名なテノールの歌手が主役だったようで、家族から勿体ない!と言われましたが、意識がなくなってしまうのですから仕方がありません。ニューヨークは30年前と比べ、地下鉄も綺麗になり、ホームレスもほとんど見ることもなくなり、全体的に治安も改善している気がしました。また機会があれば訪れたい街です。
 そんなアメリカから帰国してからビッグニュースが届きました。ご存じ大谷翔平の大活躍です。海を渡った二刀流は投打に渡り彼の地の人々を驚かせています。これからの活躍にワクワクしますね。
 
 春は花粉症の季節です。いよいよしらかば花粉の飛散も始まりますので、アレルギーをお持ちの方は、早めの内服、点鼻、点眼治療をお勧め致します。

 写真は、バッテリー公園から見た自由の女神です。

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3月あいさつ
 ついこの間、正月だと思ったのに、もう3月を迎えました。札幌の寒さもピークを越えて徐々に雪解けが始まっています。あと半月もすればいよいよ待ちに待った春がやってきます。

 平昌オリンピックは、日本は長野大会を超える冬期オリンピック史上最多の13個のメダルを獲得しました。現代日本の若者の技術の高さと力を出し切れた精神力を称えたいと思います。序盤はなかなか金メダルが遠く、金メダルというものは特別な才能を持つ人が、さらに努力を重ねた上で初めて取れるものなのだと思い知らされました。特に印象に残っているシーンは、小平奈緒選手の500m決勝での最終コーナーでの表情です。あんなにやさしい顔の小平選手が、歯を食いしばってものすごい形相で滑っている姿にゾクッときました。誰しも人生で歯を食いしばって頑張った経験はあると思いますが、我を振り返ってあれほどの形相で必死になったことがあるだろうかと自問しました。もう一つは、やはりフィギアの羽生結弦選手です。特にフリーの演技最後の「ドン!」という音とともに両手を広げた瞬間は、日本の、いや世界中の女性達のハートを持って行ってしまったのではないでしょうか。右足に怪我をしながらのオリンピック2連覇は驚嘆に値するとともに彼は永遠の伝説になったのだと思います。「スケートに人生の全てをかけてきました」と羽生選手は言いました。その言葉は小平選手の鬼の形相と重なり、ひたむきに生きる尊さのようなものを教えられた気がしました。才能は人それぞれですが、努力することは真似できるので、日々周りの人たちと「頑張ろうねー、そだねー」と励まし合いながら生きていこうと思います。

 3月に入ってもまだインフルエンザやノロウィルスの発生が散見されます。暖かくなるまでは油断せずにうがい、手洗い、手指の消毒を心がけ元気に春を迎えましょう。3月末から4月初めにかけて出張のため留守にします。休診や代診となりますので、予め院内掲示板やホームページでご確認ください。

 写真は冬の登別大湯沼と日和山です。夕焼けに染まる湯けむりが幻想的でした。


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