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院長あいさつ

4月あいさつ(2017年)
 4月になりました。ここ数日の暖かさで街に残っていた雪は姿を消し、ついに札幌も積雪ゼロになろうとしています。往診に行くと、患者さんのお庭で福寿草やかわいいクロッカスが咲いているのを見かけます。いよいよ待ちに待った春の到来です。

 先月、久しぶりに漢方講演をさせていただきました。私を含めて3人の講師が総論、各論1,各論2を発表し、休憩時間には円卓を囲み参加された先生方と交流を持つ場もあり、これまでと違う趣向に感心しました。私が漢方治療を始めたのは今から18年前ですが、当時は漢方はまだ広く認知されておらず、医学会では「非科学的なもの」という扱いで漢方治療をしている先生は極めて少ない状況でした。しかしその後、代替医療が注目されるようになり、諸先生・関係者の努力もあり、現在では医学部での漢方講座が必修、医師国家試験でもその知識が問われるまでになりました。その結果、特に若い世代に漢方に興味を持つ医師が増え、患者さんが日常診療に漢方治療を受けられる機会が飛躍的に増えてきたのはとても喜ばしいことだと思います。漢方医学と現代医学との違いは、現代医学は病気に焦点を当て、原因を追及しその原因を除去することで病気に勝利しようとするのに対し、漢方医学は人間に焦点を当て、人間の方を元気づけて病気に打ち克つという戦術をとります。ですので、両方併用することが病気克服への近道と私は考え、日々の診療にあたっております。そうした東西両医学が併用できる環境を作ることは大変重要なことであり、今後もますます漢方医学が普及することを願っております。

 来る5月24日水曜日、第21回ごう内科アフタヌーンコンサートを行います。今回は魅惑のギタリスト伊藤賢一氏の北海道ツアーに合わせて、ハンマーダルシマーの師匠、小松崎健氏とのデュオで演奏してくださいます。素晴らしい演奏を聴きながら楽しい時間を過ごしませんか?

 花粉情報ですが、4月末からシラカバ花粉の飛散が予想されています。花粉症のある方は、できれば4月中旬ころから抗アレルギー剤を飲むことをお勧めします。マスクやうがい、手洗い、帰宅時の着衣の交換などを心がけ、元気で北海道の爽やかな春を楽しみましょう。

 写真は京都平安神宮の庭園です。


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3月あいさつ(2017年)
 3月になりました。あれほど寒かった北海道の厳しい冬も終わりが近づいて、幹線道路の雪はほぼ姿を消しとても運転しやすくなりました。久しく雪かきもしておらず、あとは氷割りを残すのみとなりました。もうすぐ嬉しい春の到来ですね。

 先月、年1回の体育振興会卓球大会に参加してきました。昨年は2部から転落し3部での出場でしたが、その悔しさをバネにして見事リーグ優勝を飾り、来年からは再び2部へ昇格することになりました。私のチームは40代から60代の男女混合チームで、対戦相手も30代〜80代と幅が広く、年齢に関係なく楽しむ姿が印象的でした。私も80代までできるように頑張りたいと思います。

 さて、先日東京出張の折、久しぶりに伊豆・箱根まで足を伸ばしてきました。大学が神奈川でしたので学生時代はよくドライブに行きましたが、気がつくとそれから25年も経っていました。伊豆は1月には梅が咲き始めていた記憶をたどって熱海に着くと、なんと早咲き桜が満開に美しさを競っておりました。北国から来た私にとって、そのピンクはあまりにも美しく、その輝きにしばしウットリ見とれてしまいました。箱根では、一昨年噴火して一時閉鎖されていた大涌谷を訪れました。今ではすっかり賑わいを取り戻し、硫黄の味がする真っ黒な名物の温泉卵をいただいてきました。当日は天気にも恵まれ、芦ノ湖スカイラインからは、雪帽子をかぶった富士山をはっきりと見ることができました。今や世界遺産に指定され、至る所に外国人の姿がありすっかり国際化しておりました。25年ぶりの再訪で、時の流れの速さに驚きつつ、伊豆・箱根の変わらぬ美しさに再会した小旅行でした。

 札幌もあと1ヶ月もすれば福寿草やクロッカスなど春の妖精達が姿を現します。そして5月には美しく輝く桜にも出会うことができるでしょう。北海道の美しい春がもうすぐそこまで来ています。楽しみに待ちましょう。

 3月に入りましたが、まだインフルエンザや胃腸炎の患者さんが散見されます。またこれからの季節は、ハンノキやシラカバの花粉が飛び始めますのでアレルギーにも注意が必要です。風邪症状やアレルギー症状のある方は早めに治療され、元気に春を迎えましょう。


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2月あいさつ(2017年)
 2月になりました。今年の冬は12月の大雪で始まり、冬本番の2月にはどうなってしまうのか心配でしたが、その後意外にも大雪は降らず、積雪量は平年を下回る程度で済んでいるそうです。やっぱりちゃんと帳尻があうように出来ているのですね。

 先日東京から来た友人とニセコにスキーに行ってきました。今年のニセコは雪が少ないと聞いていたとおり、パウダースノーとはいきませんでした。深雪が好きな友人に付き合って、2日間で4つのゲレンデを回り、ひたすら林の中を滑り降りたせいか、足がガクガクになりました。幼少時はアルペンスキー、学生時代はスキー教室でアルバイトをしていたことがあるので腕に覚えはあるのですが、若いときのイメージと現在の筋力・体力のスペックの差はいかんともし難く、怪我をしないように注意して滑りました。スキーも久しぶりでしたが、ニセコで滑るのも久しぶりで、あまりの町の変わりように大変驚きました。というのもスキー場だけでなく、ホテルも町も、外国人でいっぱいなのです。そこかしこから英語やフランス語や中国語が聞こえ、日本語が聞こえることの方が少ないのです。ですので、スキー場のチケット売り場も、ホテルのフロントも、町の店も英語が話せることが前提です。カメラの部品を買おうとショップに入りましたが、日本人らしき店員はおらず、部品を探していると、白人の男性店員が話しかけてきました。一応日本語で「〜ありますか?」と聞いたものの返ってきたのは流ちょうな英語でした。ニセコエリアはほぼほぼ外国になっていますので、皆さんニセコに行く時は海外旅行にいくつもりで行ってください。

 2/15水曜日の午後2時から第20回ごう内科アフタヌーンコンサートがあります。今回は私の相棒の竹笛太郎さんが久しぶりに東京から札幌にやってきます。私のハンマーダルシマーと太郎さんのパンフルートで、アイルランド音楽を中心に演奏します。1日限りのGOTAROをぜひお見逃しなく!

 今週には雪祭りも終わり、いよいよ冬季アジア大会が開催されます。これらのイベントでたくさんの人達が世界中からやってきます。ニセコだけではなく札幌も国際都市となりましたが、人の移動に比例してインフルエンザや風邪の流行も増えますので、引き続きうがい、手洗い、保温、保湿に気をつけながら、元気に過ごしましょう。


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1月あいさつ(2017年)
明けましておめでとうございます。相変わらず雪が多く寒い札幌ですが、お正月は皆様どのようにお過ごしになったでしょうか?私は、寝正月&近場で歩くスキーなどを楽しんでおりました。新しい年を迎え、徐々にエンジンを温めております。

 12月に愛知県渥美半島の伊良湖という景勝地に行って参りました。名古屋セントレア空港に降り立ち、レンタカーで伊良湖に向かいましたが、地図を見ると近くに浜名湖が見えたので、そのまま東名高速を直進し、初めての浜名湖に到着。当日はとても天気が良く、穏やかな美しい浜名湖を見ることができ、気分もうなぎ登りに。そこでウナギの蒲焼きを食べようと思いましたが、空港で既にぼてじゅうを食べていたのと、蒲焼きの値段もうなぎ登りなのを見てお腹いっぱいになりました。その後本来の目的地へ向かいましたが、思っていたより遠く、日没を迎えそうになりました。私は、旅には予定を立てない性格なので、行き当たりばったりです。すぐさま道をそれて険しい崖から悪路をおりると、そこには素晴らしい太平洋の夕景が広がっていました。場所は正確には覚えていませんが、サーフィンで有名なロングビーチだったそうです。太陽が沈むまで、誰もいない美しい浜辺で行く年を振り返りながら瞑想にふけっておりました。予定を決めないと思いがけない失敗はありますが、こうした思いもしない景色や時には思いもしない出会いがあったりします。今年もふらっと、あてのない旅に出かけ、そこで出会った美しい景色を皆さんにお届けできたらと思います。今年もよろしくお願い致します。

 既にメディアが伝えているとおり、インフルエンザとウィルス性胃腸炎が猛威を振るっています。年明けから当クリニックにも多くの患者さんがいらっしゃっております。感染徴候のある方は待合室を分けて院内感染防止対策をとっております。インフルエンザには特効薬がありますが、ウィルス性腸炎にはありません。特に高齢の方には、嘔吐、下痢からくる脱水が問題になりますので、飲食が出来ない場合は点滴が必要になります。また家庭内感染予防についても有効な方法がありますので、私や看護師までお気軽にお聞き下さい。
 
 2月15日(水)にごう内科アフタヌーンコンサートを行います。第20回目の節目の今回は、私の相棒、竹笛太郎さんが東京からやってきて、久しぶりのGOTARO再結成でアイリッシュ音楽を中心にお届け致します。どうぞお楽しみに!

 冬至を越えて、日がゆっくりと長くなって来たのを感じますが、北海道の寒さはこれからが本番です。今後の積雪には戦々恐々ですが、雪かきに負けず、寒いですが美しい北海道の冬を楽しみながら元気に過ごしましょう。

 写真は、伊良湖日出園地の日出の石門から見る日の出です。


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12月あいさつ(2016年)
 11月の大雪は一度溶けましたが、12月に入り一気に寒くなり路面はツルツル、本格的な冬将軍の訪れを感じる師走となりました。

 今年も色々なことがありました。当クリニックを振り返ってみると、10月に5周年を迎えることができました。石の上にも3年といいますが、それを越えたことでようやく足腰が鍛えられてきたかなと感じております。これまでの地域の皆様の温かい応援に感謝申し上げます。これからも、「医療と介護が力を合わせ、地域の方々の健康と生活に貢献する」という使命のもと、①医療と介護の連携、②24時間対応の在宅医療、③漢方医療の提供という3つの柱を継続できるよう頑張りたいと思います。

 国内を見ますと、今年も熊本をはじめ多くの自然災害に見舞われました。地震が少ないと言われていた地方での大地震、そして未曾有の被害の状況を、またもや私達はテレビの画面を通じて見ることになりました。白石区からも医療や介護チームが派遣され貢献されたという話を聞き、大変心強く思いました。日本全国、皆で助け合って災害に向き合うしかないのかも知れません。被害に遭われた地域が、一日も早く復興しますように。
 先日岩手県一関・平泉・花巻に行ってきました。訪れる直前に東北で大きな地震があり躊躇しましたが、なんとか無事に帰ってきました。東北の景色は素晴らしく、食事もとても美味しく、人も親切ですばらしい所です。しかし、最後に宮澤賢治記念館を訪れたとき、東北の自然の厳しさ、一方でそこから生まれる反骨心、志、そして素晴らしい物語に昇華させる強い精神性を感じました。東北の人は粘り強いと言われますが、こうした厳しい自然が彼らの精神性と文化を育んだのではないかと感じました。

 世界を見ますと、今年もフランスを始めヨーロッパ各地でテロに怯える年になってしまいました。中東ではISの勢力は維持され、世界にテロを輸出しています。その反動か、世界はトランプ氏をはじめ、保護主義的な指導者が次々に登場し、自国第一主義を掲げています。世界がそれぞれ自分のことしか考えなくなったらどうなるか?悲惨な歴史が繰り返されないことを祈ります。シリアの子供達の悲惨な状況を短編映画で見ました。誕生日を祝う幸せな日々が空爆で奪われていきます。逃げ回っているうちにストレスと栄養失調で髪が抜け落ち、やがて肺炎になり衰弱していきます。しかし病院にはかかれません。なぜなら病院も破壊されているからです。映画は無表情になった子供の顔で終わります。医療は平和でなければ提供できません。老いも若きも笑顔で暮らせる社会でありたいものです。世界には、今こそ、困った人に寄り添い、ともに助け合う宮澤賢治の精神が必要なのではないでしょうか。

 さて、そんな笑顔でクリスマスを迎えたい方にお知らせです。12月21日(水)午後2時から、ヨーロッパ中世古楽を奏でる女性3人組「ウィリディス」をお迎えしコンサートを行います。中世の教会にタイムスリップしてクリスマスを満喫しませんか?

 厳しい自然は北海道も一緒です。ツルツル路面で転倒し骨折する方が毎年いらっしゃいます。特に高齢者では転倒後寝たきりになる場合もありますので、十分注意して歩きましょう。皆様、良いお年をお迎え下さい。

 写真は、中尊寺敷地内の池です。紅葉の残った木々や緑が水面に反射して綺麗でした。


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11月あいさつ(2016年)
 11月になりました。今年は寒くなるのが早く、11月初旬だというのに既に大雪に見舞われております。札幌では20cmも積もり、この時期としては約20年ぶりのことだそうです。地球温暖化による暖冬と言われて久しいですが、昔のように寒い冬が戻ってくるのでしょうか。

 今年のプロ野球は、めでたく日本ハムがリーグ優勝、そして日本一に輝き、我々北海道人にとってはこれ以上ないうれしい結果となりました。栗山監督の采配も見事でしたが、特に大谷選手の二刀流のすごさには敵味方関わらず舌を巻いたと思います。投げては最速165kmの日本記録もさることながら、打者としてピッチャーに向かっていくガッツ、そしてチャンスで打つ勝負強さには、若干22歳ながら頼もしく、しびれるものがありました。あと何年日本ハムにいてくれるか分かりませんが、それまでは当代随一の二刀流を目に焼き付けておきたいですね。

 先日、出張先の三笠で、講演会を終えた後の懇親会の席上、三笠高校の女子高生が作った創作料理が出てきました。料理は、そばとクズ切りを合わせたクズ豆腐にクルミ味噌和えソース、そぼろ肉チーズの二品でしたが、いずれも上品な味でした。かわいい女子高生でしたが堂々たるプレゼンに感心しました。聞くところによると、三笠高校の調理師コースは何度も賞を取っている名門なんだそうです。大谷投手といい、この女子高生といい、若いのに堂々としっかりしている世代が後から続いていることを思うと、まだまだ日本にも明るい未来があるなと感じ、応援したくなりました。

 来る11月12日(土曜日)に第18回ごう内科アフタヌーンコンサートがあります。今回は、日本を代表するアイリッシュフルート奏者のHataoさんとハーピストのNamiさんをお迎えし、北欧音楽を中心に演奏していただきます。寒さに凍える季節ですが、素敵な音楽を聴きながら心あったまりに来ませんか?

 冬の訪れと共に、今年は風邪やインフルエンザも一緒にやってきました。日に日に風邪の患者さんが増えて、インフルエンザの発生も見られます。暖かい服装、温かい食べ物で保温、加湿器やマスク着用で保湿を心がけ、できれば11月中にインフルエンザワクチンを接種して、寒い季節を元気でお過ごし下さい。

 写真は真駒内公園の紅葉です。今年の紅葉は見事でしたね。


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10月あいさつ(2016年)
 10月になりました。日も徐々に短くなり、昼夜の寒暖の差も大きくなり、日によってはストーブが恋しくなる季節になりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 10月1日にごう内科は開業5周年の節目を迎えました。思い返せば開業した年は2011年ですから、かの東北大震災があった年です。未曾有の大災害ということで建材が高騰するのではないかという噂が広がり、予定通り開業できるかどうか心配しましたが、なんとか無事に開業することができました。開業したその年から、みつば町内会の新年会にご招待をいただき、町内会の一員としてあたたかく迎えてくださいました。大変感謝しております。以来新年会には毎年参加させていただき、最近では余興に楽器の演奏もさせていただくようになり、新年の景気づけにも多少貢献できているのかなとちょっとだけ自負しております。また今年は、デイサービス職員も夏祭りに参加させていただきました。これからも10年、20年とみつば町内会をはじめ、地域の方々と手を携えながら、医療と介護を通じて健康と生活のお手伝いをさせていただければ幸いです。

 最近、ドライブする機会が増え、北海道の様々な場所を訪れています。私達の住む道央圏ももちろん美しいのですが、道東、道北の美しさもまた格別です。北海道の美しさを再発見する日々です。最近では、写真ばかりでなく、動画撮影をして、それを編集してSNSに投稿することも趣味の一つになりました。それを通して世界中の人と交流できるのも楽しみの一つです。これからもそうした写真を掲示板で皆さんに紹介致しますのでご期待ください。

 11月のごう内科アフタヌーンコンサートのお知らせです。今回はアイリッシュをはじめとした北欧音楽のコンサートです。世界で活躍するアイリッシュフルート奏者のHataoさん、そしてハーピストのNamiさんの素晴らしい演奏をぜひこの機会にお楽しみ下さい。

 気温も下がり、風邪の患者さんが増えてきております。これからの季節は「暖」がキーワードになりますので、暖かい服装をして、暖かい食べ物をとるように心がけ、「風邪」「寒邪」に負けないように過ごしましょう。

 写真は初山別の金比羅神社の鳥居です。北海道にこんなに美しい鳥居があるとは、今回初めて知りました。

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9月あいさつ(2016年)
 9月になりました。8月は暑い日が続き、夏バテになりかけている方を多く見かけましたが、ようやく暑さのピークも過ぎて、夜は過ごしやすくなってきましたね。一方で、今年は北海道に多くの台風が上陸し、50年に1度の大災害と言われ、道央や道東に深い爪痕を残しております。私の知人の先生も被害に遭われ、未だ診療を再開できていないと聞いております。自然災害はもはや身近に迫ってきており、他人事ではないことを実感するこの頃です。被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復興を願っております。

 先日東京で音楽とスポーツの融合イベントの「音で広げる卓球」に参加してきました。音楽からは札響の主席演奏者でバイオリニストの大平まゆみさん、ピアニストの佐藤勝重さん、スポーツからは北京五輪卓球女子監督の近藤欽司さん、全日本女子ダブルスチャンピオンペアの天野優選手・中島美早希選手が出演されました。私は、ソプラノ歌手の私の娘が参加させていただくご縁と、私が卓球プレーヤーであることを主催者が知って、私にも声をかけていただき、イベントのお手伝いをさせていただきました。イベントのクライマックスは、大平さんの演奏に合わせて天野・中島選手がテンポの良いラリーを展開し、曲の終わりに合わせスマッシュを決めるという、音楽とスポーツが見事に融合したすばらしいイベントでした。こうして一見華やかに行われた会ですが、実はこのイベントは東北大震災のチャリティーイベントとして行われたものでした。つまり出演者は全てボランティアで、会場の方々から募金を集め、被災者、特に子供の未来のために役立てる趣旨であることを聞いて、大変感銘を受けました。そしてそこには東北大震災だけではなく、阪神淡路大震災の被災者を支援している代表の方も招かれておりました。私は、恥ずかしながら、阪神淡路大震災は復興したものと思っておりましたが、実はまだ仮設住宅に住む方がおられ、震災はまだ終わっていないんだということを知りました。卓球の近藤欽司監督は、忙しい傍ら、被災地の小学校に赴き、子供達に卓球教室を展開しており、福原愛ちゃんや水谷選手の話を聞かせ、子供達に希望を与える活動をされていると聞きました。災害はいつ自分の元を訪れるかわかりません。災害は多くの希望を奪います。しかしこうした地道な活動が、きっと新たな希望を生み、新しい未来を作っていくのではないかと感じました。

 去る8/31にごう内科アフタヌーンコンサートでブラジル音楽バンドを招きました。リオデジャネイロの風を感じる素敵なコンサートでした。そして今週からはいよいよパラリンピックが始まります。当クリニックの患者さんの関係者も参加されます。新たな希望に向かって頑張る全ての選手を応援したいと思います。日中の寒暖差が大きくなり、風邪の患者さんが増えてきました。夜は暖かくし、体を冷やさないよう、喉を痛めないよう気をつけてお過ごし下さい。

 写真は、美々川河口から見たウトナイ湖です。空と湖面が鏡面体となり、幻想的な風景が見られます。北海道のウユニ塩湖だと私は思っています。


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8月あいさつ(2016年)
 8月になりました。7月は天気がすぐれず気温も上がらず今年は夏が来ないのでは、と思った北海道ですが、遅ればせながら暑い夏がやってきました。

 暑い夏とともにリオデジャネイロオリンピックでは熱い戦いが繰り広げられています。ここまでの日本は過去のオリンピックと比べても絶好調でメダルラッシュに湧いています。特に感慨深いのは、体操ニッポンの復活です。私が子供の頃の1970年代、体操といえば日本は具志堅、森末が活躍し、中国やロシアと肩を並べる強豪国で、体操と言えば日本のお家芸、子供心に誇らしげに感じたものでした。ところが、その後長い間低迷が続き、体操への期待は薄れるばかりでした。しかし、体操ニッポンは一人の天才の出現により復活ののろしを上げます。2004年アテネオリンピック、男子団体で日本のエース冨田洋之が、鉄棒で「栄光への架け橋」で有名となった新月面宙返りを決め、28年ぶりの金メダルを日本にもたらしました。冨田は長らく日本の絶対的エースとしてチームを引っ張り、2008年の北京オリンピックを最後に引退、体操ニッポンも再び凋落か、と思われたその時、史上最高と言われる選手が後に続いていました。内村航平はロンドンに続き今回のリオでも個人総合で連覇、また団体でも主将としてチームを金メダルに導きました。試合後、意地悪な記者から「審判からひいきされていたのでは?」という質問がありました。これに憮然として答えたのは、内村本人ではなく、2位になったウクライナのオレグ・ベルニャエフでした。「史上最高の選手である航平さんに、そんな無駄な質問はしないでください」。この金メダルが、いかに価値の高いものだったかを象徴するようなシーンでした。そしてそんなオレグ選手にも素晴らしい未来が待っていることでしょう。

 暑さ寒さも彼岸まで、と言われるとおり、まだまだ暑い日が続きます。熱中症に対しては、水分と塩分補給、十分な休養、室内を涼しくするなどの対策を取り、元気で4年に1度のオリンピック、パラリンピックを楽しみましょう。

 写真は、道東根室近くの風蓮湖の夕景です。道東特有の湿原が織りなす風景は、圧倒的な美しさでした。


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7月あいさつ(2016年)
 6月は当初の予想に反して雨と寒さが続きました。本来であれば6月は最も日照時間が長い月の筈ですが、私の自宅の太陽光パネルの発電量は例年のこの時期の半分にも達しておりませんでした。果たして7月は暑い夏が来るのでしょうか?

 今月は2人の偉大なスポーツ選手について触れたいと思います。一人目は6月3日に天国に旅立ったモハメド・アリ、言わずと知れたボクシング元ヘビー級チャンピオンのザ・グレーテストです。彼が活躍したのは私が子供の頃で、当時の記憶はあまりないのですが、ジョージ・フォアマンとの死闘を演じた「キンシャサの奇跡」の衝撃は当時脳裏に刻まれました。それまでは大男が足を止めて殴り合うのがヘビー級の常道でしたが、彼は早いフットワークとパンチで、まさに「蝶のように舞い、蜂のように刺す」という全く新しいスタイルを実践したのです。当時フォアマンは全盛期で、ベトナム戦争の兵役を拒否したモハメド・アリは約4年に及ぶ裁判で絶頂期を失った後の対戦で、誰もが戦前の不利を予想していましたが、フォアマンのハードパンチをしのぎきり、8Rに奇跡のKO勝利を飾ったのです。「ほら吹きクレイ」と言われるほど饒舌でしたが、人種差別反対、反戦の使徒であり、また詩人でもありました。ある試合の後、記者の「世界で一番短い詩を!」とのリクエストに彼はこう応えました。「Me、We(私、私達)」。私は、この詩が大好きで、ずっと座右の銘のようにしています。医療と介護、そして利用者さん、患者さん達との関係も「Me、We」でありたいと思うのです。偉大なチャンピオン、そして偉人の功績を称え、ご冥福を祈りたいと思います。

 そして2人目は、日本が誇る天才バッター、イチローです。6月についに日米通算4,257安打を達成し、ピーと・ローズの持つ記録を塗り替えました。しかし米国での評価は真っ二つで、特にピート・ローズからは否定的なコメントが寄せられイチローもがっかりしたようでしたが、最終的にはピート・ローズは大リーグ記録、イチローは世界記録という認識に落ち着いた様です。そしてイチローは、現在42歳にして、往年の全盛期のような復活を見せ、大リーグ通算3,000本安打にせまりつつあります。まさに天才、超人、仙人のような境地に達しているのではないでしょうか?今後の活躍から目が離せません。

 7月20日(水曜日)午後2時半から、クリニックロビーにてアフタヌーンコンサートを行います。今回は、NHK朝ドラの「マッサン」のメインタイトルを担当した野口さん、「花子とアン」の挿入歌を担当した小松崎さんの「野口★健withトシバウロン」をお招きして、アイリッシュ音楽を中心にお送りします。滅多にない機会ですので、ぜひお越し下さい!

写真は近年にわかに有名になった道東清里町の「神の子池」です。摩周湖の伏流水が源流とも言われていますが、池の一部だけがエメラルドブルーになっており、摩訶不思議、とても美しく神秘的な池でした。


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