5月になりました。
4月末は暖かい日が続き、カタクリの花やエンゴサク、桜が一気に開花し目を楽しませてくれました。GW終盤には気温が下がり桜も散ろうとしておりますが、来週にはまた暖かくなるようで北海道の一番良い季節を迎えます。
GWにはお休みをいただき、私の趣味である楽器のハンマーダルシマーにまつわるアメリカ旅行に行ってきました。初日はロサンゼルスで、現地でクリニックを開業している友人の案内でドジャースタジアムツアーに参加、日本のヒーロー大谷翔平の残り香に触れてきました。ビバリーヒルズホテルでセレブの人たちを見学(私はユニクロのパンツで渡り合いました)、桜田淳子で有名なサンタモニカで食事をとり、空港で没収されたお好み焼きソースをリトルトーキョーで買い直し、翌日は意気揚々とコロラドデンバーに向かいました。空港には友人でダルシマー全米チャンピオンのジョシュアが迎えてくれ、そのまま彼の自宅のある標高2000mのコロラドスプリングスへと向かいました。当地は世界中のアスリートが高地トレーニングに来ることで有名ですが、近くに「神々の庭」と呼ばれる先住インディアンの聖地があり、広大な土地を散策しました。低酸素を心配していたとおり、散歩後にはSPO2が95→91%に低下しましたが、意外と呼吸苦を感じませんでした。日頃の鍛錬の成果か、加齢による感覚鈍麻なのかはわかりません。泊めてくれたお礼にお好み焼きとラーメンを振る舞いましたが、お好み焼きが成功裡に空中を舞ったのが私の旅のハイライトでした。その後札幌の姉妹都市ポートランドへ向かい、私が小樽運河で演奏していた時に出会ったエヴァンの両親が出迎えてくれました。自宅には、有名なダルシマー奏者ミックさんがきてくれて、一緒に演奏してもらいました。陽気な人で、食事中もずっとジョークを飛ばし、親父ギャクは世界共通であることを確認しました。最終地は、私がダルシマーを輸入した会社ダスティ・ストリングスのあるシアトルに向かいました。事前に見学ツアーを申し込みましたが、あいにく土曜日は定休日であることがわかり残念ながら断念・・と思ったら、幸いにも担当の方が中村さんという日本人の方で、彼女の計らいで創設者のレイさんにお話しいただいたところ特別に開けてくれることになりました。レイさんが工場、ショップの見学ツアー、一緒に演奏、さらには観光とランチ、ディナーまで連れて行ってくださり感激至極でした。
私が今回の旅で感じたことが2つあります。ひとつは人情です。持つべきものは友人といいますが、今回ほどそれを実感したことはありません。時に言葉が通じなくても相手を思いやる心というものが大切ですね。もうひとつは、アメリカの医療費の高さ、気軽に受診できない現実、ホームレスの多さです。どこの社会もみんな必死に生きているんだなぁと実感すると共に、日本の公的医療保険の素晴らしさを再確認しました。
花粉症のピークを迎えております。抗アレルギー剤内服や点鼻、点眼で楽になりますので、お気軽にご相談ください。爽やかな北海道の春をお楽しみください。
写真は、コロラドスプリングスにある「神々の庭=Garden of the Gods」です。
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