9月になりました。
過去最高に暑かった夏も、ようやくピークを過ぎて夜の寝苦しさからも解放されつつあります。今年は熱中症の患者さんが過去に例を見ないほど受診され、本当に異常な夏でした。夏痩せ、夏バテで疲れた胃腸の回復に努めながら食欲の秋に備えましょう。
今月も日本のスポーツ界でうれしいことがありました。日本男子バスケットが48年ぶりに自力でオリンピック出場という快挙を成し遂げました。出場が決まる最終試合のカーボベルデ戦を第3クオーターから見ましたが、20点近くの差をつけていて、これはオリンピック決まり!とばかりにウキウキして観戦していました。ところが、第4クオーターに入り、日本のシュートが全く入りません。気がつくと残り2分を残し、あっという間に3点差くらいまで詰め寄られているではありませんか。これは最悪のシナリオか・・・とハラハラドキドキしながら見ていると、最後になんとかポイントを決めて辛くも逃げ切り勝利を掴むことができました。
バスケットといえば、日本でも学校の体育で広く行われるなど認知度の高いスポーツですが、残念ながら世界に比べて身長のハンデがあり、望みの薄いスポーツでは・・・などと思っていましたが、出場国中一番の低身長でありながらのアジア1位通過は立派と言うしかありません。女子バスケを東京五輪銀メダルに導いた実績のある名将トム・ホーバス監督の力量はもちろんですが、代表の中心的存在である世界最高峰のNBAリーグで活躍する渡邊雄太選手の存在が大きかったのではないでしょうか。日本人がNBAプレーヤーになるなんてかつては想像もできなかったことです。そして先月も書きましたが、この渡邊選手も、野球の大谷選手、ボクシングの井上選手、フィギュアスケートの羽生選手とほぼ同い年なのです。この世代はあらゆるスポーツに名選手を輩出しており、本当に不思議なことです。残念なことに、大谷選手は、再び右肘靱帯を痛めてしまいましたが、打撃の方では相変わらず快進撃を続けて、日本に朗報をもたらし続けてくれています。私は、大谷選手はいつか左腕で投げ始めるのではないかとひそかに期待しておりますが、さすがにそれは贅沢な夢というものですね。
先日千歳川をカヌーで下っていると、色鮮やかな紅葉がポツリポツリと見受けられました。そして早くも鮭も遡上しており、夏は暑くても、地球の営みはいつも通りなんだなぁと実感させられました。
季節の変わり目は何かと体調を崩すことが多くなりますが、体温調節、そして感染予防に努めながら、健やかに北海道の秋を楽しみましょう。
写真は、美国の積丹ブルーと宝島です。カヤックの上から撮影しました。
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