院長あいさつ

 

1月あいさつ(2024年)
 新年あけましておめでとうございます。令和6年、2024年の幕が開けました。今年の札幌は1月になっても記録的に雪が少なく、除雪の労から解放され過ごしやすい冬になっております。果たしてこのまま楽な冬が続くのか、それとも結局は帳尻を合わせてくるでしょうか。

 私ごとですが、正月は長女の結婚式のためハワイで年越しをしました。久しぶりのハワイでしたが、感じたことがいくつかあったので紹介させていただきます。
 
 ひとつは、日本との深い縁です。今回、改めて多くの日系人とその子孫の方達が暮らしていることを実感しました。日本人と同じ顔をした人たちが英語で話しかけてくるのは何か不思議な感じがしましたが、ところどころに日本語が混じるあたりに親しみを感じました。そもそもホノルル国際空港の名称が、ダニエル・イノウエ国際空港という日系人の名前に変わっているのです。その他にも、出雲大社や平等院があったり、居ながらにして初詣ができてしまう環境は、半分日本なのかと感じてしまうほどでした。
 もう一つは文化の強さについてです。ご存知のように、ハワイはハワイ王国を倒したアメリカが統治しておりますが、観光客をもてなしてくれるのは、欧米の文化ではなく、アロハ〜やマハロ〜といったハワイ語やフラダンス、ハワイ音楽です。同じことが北海道や沖縄でも感じることができます。王国が滅びても、今も生き続け、人々を癒し続ける文化の普遍性を改めて感じました。
 ディナークルーズに参加した時のことです。フロアは世界中から来た人たちでいっぱいでした。周りからは色々な言語が聞こえ、各テーブル皆さん楽しそうに過ごしておりました。私はこの光景を見て、この船は地球の縮図のように感じました。実際の地球も、このクルーズ船のように、お互いを尊重し、調和しながら楽しく過ごせる日が来ないものか、などと夢想しておりました。
 最後に物価の高さです。ABCマートで買い物をしていると、日系のおばちゃん店員が話しかけてきました。「ほら、見てごらんなさい。コーヒー豆が8000円もするのよ。本当に物価が高くて勘弁してほしいわ。今の大統領にしっかりしてもらわないと。」などと、どこの国のおばちゃんも言うことは一緒だなぁと思いつつ聞いておりましたが、感覚として日本の1.5〜2倍です。これにチップが20%くらいかかるので、それはもう高いです。それでも、日本人観光客が沢山いるのです。中国人や韓国人は少数派で、日本人が圧倒的多数です。ハワイは日本人の第2の故郷なのかもしれません。

 元旦から日本は災難に見舞われました。私もハワイでネットニュースを見て愕然としておりました。地震と飛行機事故でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。一方で、全員を脱出させたJALの対応に、国内外から賞賛が集まっております。欧米の航空関係者からは、「やはり日本人はレベルが高すぎる。」と最大限のリスペクトをいただいたそうです。苦難から始まった新年ですが、同時に立ち向かう姿をクルーの皆さんたちが示してくれたのではないでしょうか。今年もよろしくお願いいたします。


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