2年目のコロナ禍に翻弄されているうちに
、あっと言う間に師走を迎えました。散々叩かれた管政権でしたが、最後に華々しくワクチンを乱れ打ちして、割と落ち着いた年末をプレゼントしてくれました。複数人での飲食や旅行も解禁され、日本は久しぶりに活気を取り戻しつつあります。
今年も色々な出来事がありました。総じて暗い世相を反映したものが多かった気がします。電車で人を傷つけたり、火を点けたり、店で暴れて商品を台無しにしたりと、自暴自棄型の犯罪が増えました。また皇室関係でも、多くの国民が気を揉んだ一年でした。一方で、明るいニュースもありました。毎朝のように飛び込んでくる大谷選手の快挙は、どんなに日本人の心を明るくしてくれたことでしょう。オリンピックでも、卓球混合ダブルスで、水谷伊藤ペアが中国の牙城を崩して金メダルに輝くなど多くの感動がありました。北海道でも、あのビッグボスの登場で、来年に向けて期待が大きく膨らんでいます。皇室関係でも、愛子さまが二十歳を迎えられるにあたり、ティアラに関して国民への配慮と思慮深さをお示しになり、最後に救われた気がしました。
以前に京都の青蓮院門跡で、「一隅を照らす」という言葉に出会いました。後に、他のお寺でも多く展示されていることを知りました。天台宗の開祖、最澄が書き残したものだそうです。一隅というのは、今自分が居る場所を指し、自分の居る場所で、精一杯努力し光輝くことが大事なのだ、という意味だそうです。いつの時代にも光と闇はありますが、私達の心を明るく照らしてくれた人達は、まさに一隅を照らす人なのだと思います。最澄は、これを国の宝だと言っています。しかも、一隅を照らすのは、身分も地位もお金も関係なくできそうです。暗い世相の続く日本、世界ですが、こうした一隅を照らす人が増えれば、自ずと希望がみえてくるのかもしれません。私も、来年はビッグボスとまではいかなくても、ミディアムボスくらいは輝きたいなと思います。
今年一年、病める人も癒える人も様々だったと思います。これからも、私達スタッフは、医療と介護が連携して、地域の皆様が健康で安心して生活ができるように、共に一隅を照らしていきたいと考えております。皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
写真は、能取湖の夕景です。鮮やかな青空と雲、そして夕陽が湖に映り込み、まるで天国のようでした。
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