8月になりました。
今年の夏は北海道とは思えない暑い日が続き、30度を超える真夏日が10日連続を超え、97年ぶりに記録を更新したそうです。「短い夏」が代名詞だった北海道は、これからは「長い夏」になってしまうのでしょうか?
セットカウント3-3、最終第7セット目で2-9、負けまであと2点。卓球男女混合の水谷隼人と伊藤美誠ペアはドイツペアに追い詰められ、誰もが準々決勝での敗退を覚悟した場面です。ところが、そこから日本ペアの怒濤の反撃が始まり、ついには10-10のデュースに追いつき、最後は競り合いの末に大逆転勝利を収めたのです。追撃の間の伊藤の表情には鬼気迫るものがあり、悟りを得たような美しさが印象的でした。人間が見せる極限の中の美、まさに美誠という名前に相応しい瞬間でした。その後の決勝で中国の両世界王者ペアをフルセットの末破り、金メダル獲得とともに混合ダブルス初の世界チャンピオンに輝きました。私はすぐさま交流させていただいている北京オリンピック女子団体監督だった近藤欽司さんにSNSで祝電を打ちました。近藤さんは幼少時の伊藤選手や平野美優選手を指導していた名伯楽で、「打倒中国は日本卓球界の長年の夢でした。私は近藤ですが感動しました」と得意のダジャレで返してくれました。私も「欽司塔達成おめでとうございます」とレシーブしました。
この他にも数々の名場面が続いており、皆さんの心を揺さぶっているものと思います。コロナ禍での困難な開催で賛否両論ありますが、参加している選手は、ただひたすらに自分の置かれた状況でベストを尽くしている姿に感動を覚えます。翻ってみると私達も彼らと同じで、この困難な状況で、毎日出来る限りのことをしていくことが大事なのではないかと思いました。
お盆を越えると、徐々に涼しくなってくると思います。水分補給や消化の良いものを召し上がりながら、北海道の長い夏をお元気でお過ごし下さい。体調が悪い方は、夏バテによく使う漢方もありますのでご相談ください。
写真は真夏の千歳川です。澄んだ清流、森の緑、青い空が完璧に調和していました。
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