院長あいさつ

 

4月あいさつ(2021年)
新年度になりました。雪は解け、徐々に気温も上がってきました。ふきのとうが芽を出し、春の妖精の第一弾、クロッカスやスノードロップ、チオノドクサが可憐な姿を見せてくれています。もう少しするとカタクリやエンゴサクの競演が始まります。

 7月にオリンピックを控え、ついに聖火リレーがスタートしました。トラブル続きの東京オリンピックですが、果たして無事に開会式を迎えられるのでしょうか?思えば、30年前まではオリンピックはアマチュア限定の大会でした。札幌オリンピックでは、フィギアスケートのジャネット・リン選手が尻餅をついた時の可憐な笑みで大人気になりました。しかし、プロがスポンサーを背負ってしのぎを削る商業主義の現在で、そのようなシーンは見かけなくなりました。一方で超一流のアスリートが国を背負って戦う姿を見る醍醐味はアマチュアの時にはないものです。一長一短ですが、今回のコロナ禍では、商業主義のがんじがらめにされた一短の方が目立つようです。相次ぐ失言で責任者が次々と姿を消す事態に、多くの国民は辟易しています。私もその一人で、中止してもよいのではないかと考えたくなります。そんな中、競泳女子バタフライ決勝で、白血病から復帰した池江璃花子選手が優勝し代表の座を勝ち取りました。わずか18歳で白血病を発症、世界トップの舞台から病床へ。まさに絶望の淵からの復帰です。これまでの醜態を清らかな水が流し去るかのごとく、忘れていたオリンピックの素晴らしさを思い出させてくれました。先日、大倉山シャンツェの記念館を訪れた時、札幌オリンピックの映像が流れていました。ジャンプ70m級で笠谷選手始め、日の丸飛行隊が金銀銅を独占し表彰台から手を振る映像を見て、とても誇らしく感動が甦ってきました。その後、前回のブラジルオリンピックまでのショート映像が続き、なんて素晴らしいのだろう、と思いました。コロナ禍でのオリンピック開催の功罪は歴史が判断するでしょうが、今は、池江選手の苦難と喜びに思いを馳せて、私も頑張ろうと思いました。

 コロナワクチンのご質問が増えております。ごう内科では定期通院の患者さんを対象に接種を行います。アナフィラキシーにも対応する体勢を整える関係上、1日に少数の患者さんを対象に完全予約制で行う予定です。詳細は追って掲示板やホームページでご案内致します。

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