院長あいさつ

 

5月あいさつ(2019年)
 史上初の10連休で幕を開けた5月、連休中はお天気に恵まれ、満開の桜を青空の下で楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。

 天皇陛下がご退位され、新しい時代「令和」が始まりました。今上天皇は、59歳で私と同じ50代ということで親近感がわきますが、平成同様、戦争のない平和な時代になることを切に願います。時代が令和に変わった時、私はタイのプーケットにおりました。初めてのタイで、飛行機の中でタイ語を学ぼうと本を買っていきましたが、結局覚えたのは「サワディー(こんにちは)」と「コップンカー(ありがとう)」だけでした。驚いたことに当地ではほとんどのところで英語が通じました。但し、私と同じくらい怪しい英語でしたので、お互いに理解に苦しむ場面はありました。試しにホテルのプール掃除のおじさんにも話しかけると英語ができたので、プーケットでは英語を授業で学んでいるのでしょうか。滞在中、様々なカルチャーショックを受けました。まず、非常に多くのオートバイが走っているだけでなく、ノーヘルは当たり前で、3人〜4人乗りで車と至近距離で走っているのです。とても危なくてレンタカーを運転する気になりませんでした。そして最も驚いたのが、象のショーを観に行く途中、交通量の多い峠にさしかかったところで、路側帯ギリギリに象が歩いていたことです。見間違いかと思いましたが、2頭目も目撃し、ショーに行かなくても象がその辺で見られる環境に驚きました。ガイドによると、タイには虎やたくさんの毒蛇もいるそうで、実際ショーのサービスで虎と一緒に写真をとる機会がありましたが緊張の瞬間でした。タイの方達は、性格やしゃべり方が穏やかで、カヤックを漕いでいるときにも現地の子供達に手を振ったら、とびきりの笑顔で「ハロー」と返してくれて、タイが好きになりました。平成の米騒動の時に日本を助けてくれたのがタイです。当時評判の芳しくなかったタイ米でしたが、現地で食べると全く臭くなく、むしろ美味しいお米でした。タイは発展途上国とされていますが、立派な施設も多く、また最近ではニセコ地区にタイ資本が高級ホテルを展開しており、経済発展、国力の向上を感じることができます。親日国で、北海道観光も人気のようですので、令和では平成の米騒動の恩返しができれば、ますます両国の友好になるのではないでしょうか。

 ようやく暖かくなりつつありますが、一方でシラカバ花粉の飛散が本格化し、アレルギーを契機に風邪を合併する患者さんが増えております。抗アレルギー剤の内服や点眼薬、点鼻薬、漢方薬などが有効ですので、早めの治療をお勧め致します。

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