院長あいさつ

 

8月あいさつ(2018年)
 8月になりました。今年の7月は、日本各地で記録的暑さを記録、もはや40度越えも珍しくありません。北海道でも36度を記録した所もあり、熱中症で搬送される人も多いようです。もはや以前の常識は通じず、ひとりひとりが熱中症に備えなければなりません。

 7月に出張で東京に行ってきました。宿泊を考えていたところ、学生時代の友人が伊豆湯河原町のホテルをキャンセルするというので、代わりに泊めて貰いました。伊豆と言えば、神奈川と静岡の県境で、東京から遠いイメージがありましたが、驚いたことに新幹線で行くと40分もかからないのです。首都圏の交通網の素晴らしさを実感しました。私は神奈川県にある北里大学で学生時代をすごしたので暑さへの心構えはできていたのですが、新幹線を降りてあまりの暑さに言葉を失いました。しかし不思議なことに外を歩いていてもしばらくは汗があまり出ないのです。そういえば以前、山形県新庄市でクーラーのない36度の中、熱々のモツラーメンを食べた時も不思議と汗がでませんでした。最初は発汗になれていないせいかと思いましたが、恐らく体液を失ってはならないという生体の防御反応なのかもしれません。しかし結局はその後大汗をかいてしまうのです。本州の夏は本当に過酷だと思い知らされました。

 湯河原はちょっとした思い出のある場所です。学生時代、今回ホテルを譲ってくれた友人と海水浴に訪れたときのことです。甲羅干しをしていると、突然テレビレポーターがインタビューをしてきました。「地元のサーファーに聞く」という企画で、「宇野総理の女性スキャンダルについてどう思うか?」と聞いて来るではありませんか。私は内心、自分はどうみてもサーファーに見えないし、仮にサーファーだとしても質問する相手を間違っているのではないかと思いつつも、「若気の至りだった可能性はあるが、一国の総理大臣としては好ましくない云々・・・」というサーファーらしからぬ常識的な返答をしました。後日テレビで放映されましたが、一緒にいた友人はカットされていて気の毒に思ったものです。私の方がよりサーファーに見えたのでしょうか。そんな湯河原のビーチが、私の帰宅後、台風の影響で壊滅的な被害を被りました。湯河原だけではありません。今や日本各地で、天変地異による甚大な被害が続いております。これは温暖化によるものなのでしょうか、それとも地球の長い歴史からみると変動の範囲内なのでしょうか。私にはわかりませんが、数年前には当クリニックの近くでもあつべつ川が氾濫し南郷通りの一部が完水したことがあるので、私達も自分のこととして考えておく必要がありそうです。

 8月は今のところ過ごしやすい天気が続いております。お盆を過ぎれば、北海道は秋の訪れを感じることができるでしょう。それまで、夏負けや熱中症にならないよう、食事をしっかりとり、水分や塩分を補給し、風通しをよくして体を冷やしながら元気に過ごしましょう。

 写真は余市付近の夕景です。夏の日本海は嘘のように穏やかで美しいです。


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