2月になりました。
札幌は例年より雪が少ない楽な冬を過ごしておりましたが、ついに寒さ本番、積雪も平年並みとなり、まさに帳尻があってきました。
先日、およそ17年ぶりに冬の然別湖に行ってきました。目的は名物の凍った湖上露天風呂でしたが、残念ながらまだ制作中で入ることが出来ませんでした。しかし、朝日に照らされた凍った湖面とそれを囲むように広がる樹氷の森は大変な絶景でした。その後、かねてから気になっていた糠平湖のタウシュベツ橋梁に向かいました。ここは、「幻の橋」とも言われる北海道遺産で隠れた観光名所です。なぜ幻と言われているのかというと、夏はダム水面下に沈んでしまい、冬にだけその姿を見せるためです。コンクリート製ですが、その美しいアーチ型から「めがね橋」とも言われ、多くの人を惹きつけ止みません。しかし、水没する影響からか経年劣化、崩壊が進み、完全な姿を見ることができるのは今年が最後とも言われています。この橋に行くには凍った湖上を対岸に向かって約1.5km歩いて渡らなければなりません。私は歩くスキーで行きましたが、途中「ガスによる穴に注意」という看板があったり、所々ミシミシ音がしたり、時々肝を冷やしながらもなんとか到着しました。幸い橋はまだ原型を止めており、丁度夕陽を浴びながら大雪の山々と幻想的な糠平湖を従えたその姿はまるでローマ遺跡のように美しく、昭和14年建造当時の技術の高さ、優れたデザイン性に大変感銘しました。ここに、かつて多くの人々を乗せた列車や貨物が走ってた姿を想像しつつ、北海道の盛衰とこれからの未来について思いを馳せました。
インフルエンザが猛威を振るっています。そして最近では胃腸炎の患者さんも増えてきています。今一度、うがい、手洗い、保温、保湿に務めながら、元気に雪祭りと平昌オリンピックを楽しみましょう。
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