9月になりました。
夏の終わりを迎え、紫陽花が姿を消し、芙蓉の花も盛りを過ぎ、コスモスの季節となりました。暑かった夏も終わり、再び過ごしやすい北海道の初秋がやってきました。
世界ではインフレが止まらず、アメリカでは7〜8%、デフレの日本ですら2〜3%の物価高となっています。先日、物の高さに驚いたことが2つありました。1つは積丹の美国でのことです。本州から来た友人とウニ丼を食べに行ったのですが、その値段を見て度肝を抜かれました。数年前まではバフンウニだと7000円程度だと記憶し、それでも十分高いと思いましたが、今回はなんと1万5000円という信じがたい値段になっていました。安い方のムラサキウニを友人に奢ってもらい事なきを得ましたが、もはやウニ丼は高値も高値、はるか高嶺の花になってしまいました。
2つめはニセコに行ったときの事です。コロナ前のニセコは外国の富裕層が大挙して押し寄せ、不動産を始めレストランなど物価が軒並み上がっておりました。しかし現在は閑散としており、物価も下がっていると聞いたため、新しくできた外資系ホテルのラウンジで軽食をいただきに行きました。入るなり、ステージ上ではウッドベースとフルートの生演奏、そしてウエイトレスは外国人で英語のみの対応でした。ちょっと嫌な予感がしましたが、ラウンジなので大丈夫だろうと、フィッシュアンドチップスとラザニア、デザートと飲み物を頼みました。会計ではそれなりに覚悟していたのですが、予想の2倍の価格を告げられ、衝撃を受けました。
アメリカでは給料も上がっているようですが、それ以上に物価が上がり生活苦を訴える人が増えているそうです。加えて人手不足が深刻で、時給4000円でも働き手が見つからない業種もあるそうで、今や世界はかつてない経済環境に置かれているようです。できることは限られていますが、とりあえず、ニセコのホテルと積丹にウニ丼を食べに行くときは、奢ってくれそうな友人を探して行こうと思います。
コロナの第7波が長く続いております。幸いにも重症化率は低いままで、政府は、海外からの入国制限の緩和、陽性者の全数把握の中止などが検討、実施され、いよいよウィズコロナ社会に向かって進んでおります。引き続き感染対策を続けていただき、もし風邪症状がある場合は、かかりつけ患者さんであればPCR検査ができますので、いつでもご相談ください。
写真は厚岸町付近の別寒辺牛川の夕景です。広大な湿原の中にあり、カヌー下りをしながら太古の自然を楽しめます。
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