ついこの間正月を迎えたと思ったら、
もう3月です。大寒波の雪祭りの後は一気に暖かくなり、今年はあっという間に春を迎えそうです。
先日、私の母校北里大学医学部卓球部の同窓会に出席して来ました。約24年ぶりに懐かしい面々と再会し、やんちゃだったあの頃の話しをしながら大いに盛り上がりました。宴会には現役学生も参加していたので、現在の卓球部の状況を聞いたら当時との違いにとても驚きました。というのも部員が60名もいて、大会でも決勝トーナメントの常連だというのです。60名といえば、医学部定員が700名程度ですから、全体の1割近くが卓球部員ということになります。私達の頃はせいぜい10名程度で、しかも在籍中に団体戦での勝利がわずか1勝だったのを考えると隔世の感があります。考えてみれば、当時は21点制、サーブ権は5点交代だったのが、今はそれぞれ11点制、2点交代の時代で、ルールからして全く変わっているのです。しかもペンホルダーの選手はほぼ絶滅し、シェークハンドの時代となり、しかもチキータを始め沢山の新しい技術が出現しています。現在も卓球を続けているのは私を含めたった2名だったので、現在の卓球界の現状やチキータはカクテルの名前ではないことなど、熱心にレクチャーをしてきました。
今回の上京に併せ、個人的にお世話になっている元全日本女子卓球監督の近藤欽司さんのご高配により、雑誌「卓球王国」の初代発行人でプロカメラマンの高橋和幸さん始め、高橋さんが主宰されるパコピンポン卓球部の部員さん達を集めていただき、近藤先生名物の多球練習特訓をしていただきました。近藤先生は、北京オリンピックで福原愛さん、平野早矢香さんらを率いて4位に輝くなど、平野美宇選手を始め数多くの一流選手を育てた名将です。ダジャレの名手でもあり、常に周りを和ませ、選手の長所を最大限引き出すことを考えているすばらしい方です。先生の近著「魅せられて卓球」を読むと、人情味あふれる指導方法に感動を禁じ得ません。これを先生に伝えると「私は感動ではなく近藤です(笑)」という調子で返事が返ってくるのです。とにもかくにも、こうした優れたリーダーの方々の長年に及ぶ努力が、卓球人気を再興させ、今や中国を凌駕しようとしているところまで導いたのだと思います。そして来年東京オリンピックを迎える訳で、今から日本選手の活躍が楽しみで仕方がありません。
インフルエンザの流行もようやく終わり、暖かい春を迎えますが、春はシラカバなどの花粉が舞う季節でもあります。アレルギー症状から体調を壊すケースも多いので、花粉症をお持ちの方は、早めの治療をお勧め致します。早い春の訪れを元気で楽しみましょう。
写真は、大滝村の名勝、百畳敷洞窟の氷筍、通称「ニョロニョロ」です。
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