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院長あいさつ

11月あいさつ(2018年)
11月になりました。秋も終わりを迎え、そろそろ初雪のたよりが届く頃ですが、今年は暖かい日が続いております。タイヤ交換が忙しい時期ですが、猶予があるのはちょっと助かりますね。

 先日、ブラジルに「ブラジルのトランプ」と言われる極右の大統領が誕生しました。トランプ大統領と同じく自国第一主義を掲げています。人々は口々に「ブラジルの価値を取り戻す」「再びブラジルを偉大に!」と叫び熱狂しています。昨年のトランプ大統領就任時と同じ光景です。そして見渡すと、世界にはそういった指導者が増えました。彼らが目指すのは、行き過ぎた(と彼らが思っている)グローバリズムで、他国に奪われた雇用と富を自国に取り戻すことです。わからないでもありません。しかし、その道は本当に幸せにつながっているのでしょうか?

 先日、東洋医学会でウィスコンシン医科大学教授の高橋徳先生の講演を聞く機会がありました。高橋先生は「愛と健康」を科学し、脳内ホルモンのオキシトシンの作用を研究されています。オキシトシンは、人が他人を心配する、思いやる、愛するときに作られるもので、オキシトシンが分泌されると人は幸福を感じます。代表的なのは、女性の出産時と授乳時には大量にオキシトシンが分泌されることがわかっており、まさに母親の愛情そのものです。では、このオキシトシンが出なくなると何が起こるのでしょう?お察しのとおり、思いやりのない、孤独で攻撃的な人になってしまいます。しかしオキシトシンの分泌は、心がけによって変えられるというのです。つまり、利己的ではなく利他的な行動をとることでオキシトシンの分泌は促進され、幸せを感じるようになるというのです。それを聞いて真っ先に思い出したのは、行方不明の幼児を発見したスーパーボランティアの尾畠さんでした。彼はなんの報酬も受けとらずに喜々として活動を続けており、そして年齢の割にとてもお元気でした。彼は、まさに利他的な行動を日々体現しているのです。

 さて、自国第一主義に戻りたいと思います。このオキシトシンの話しに基づくと、これから世界で起こることに重大な危惧を抱かずにはいられません。しかし、心配はいりません。これからの人類の心がけによっては、それは変えられるのです。古くから「情けは人のためならず」と言います。実に示唆に富んだ言葉です。

 徐々に風邪の患者さんが増えております。これからはインフルエンザの季節ですので、早めにワクチンを接種し、うがい、手洗い、保温に心がけ、お元気でお過ごし下さい。

 写真は、冠雪した晩秋の羊蹄山です。堂々たる蝦夷富士の姿ですね。

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