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院長あいさつ

7月あいさつ(2017年)
 7月になりました。6月から蝦夷梅雨のような天気が続いておりましたが、ここ数日は30度近くまで気温が上がり、ようやく夏らしくなってきました。風鈴の音が心地よく響く、そんな季節になりましたね。

 「病があるから、人生すてき。病む人を真ん中にして、かぞくみんなのあいじょうがひとつに
むすばれている」という言葉があります。私が漢方を学んだ先生の一人で、一昨年の赤ひげ大賞を受賞された下田憲先生の作品です。下田先生の「ことば」には共感することが多く、時には涙することもあるのですが、実は前述のことばは、個人的にはなんとなく多少違和感を感じておりました。というのも病がない方がよいに決まっているからです。しかし、ある事柄を見て、そのことばの本当の意味を実感させられました。

 6月に34歳の若さでお亡くなりになったキャスターの小林麻央さんのことです。末期の乳癌でありながら、最後までインターネットを通じて、前向きに強く生きようとする姿を示し続け、多くの人々に勇気を与えました。そして、同時に海老蔵さんを始め、そのご家族の方々が麻央さんを中心に、ひとつになっている様子が印象的でした。お亡くなりになった後の報道は、海老蔵さんやお子さん達のことを考えると、涙なしには見られませんでした。しかし、この時、ふと私の中で下田先生のそのことばが甦ったのです。まさに麻央さんを真ん中にして、ご家族ばかりではなく、多くの国民が我が事のように感じていたのではないでしょうか。麻央さんは、当然ながら最初はがんを隠そうとしていたそうです。しかし緩和ケアの医師に「がんの陰に隠れないで」と言われ、インターネットで病状や気持ちを公表するようになりました。そして、そこは愛情が満ちあふれた世界でした、と書き残しています。お亡くなりになったのは本当に残念なことですが、真央さんは家族ばかりでなく、多くの人々の愛情に包まれながら旅立ったのではないでしょうか。ひとは、残念ながら病と無縁であることはできません。しかし、そうであるならば、下田先生のこのことばと、麻央さんが示してくれた姿には多くの示唆があるのではないでしょうか。

 暑い夏とともに、今年もごう内科アフタヌーンコンサートにブラジル音楽バンドがやってきます。7月22日(土)の午後、ボサノバを聴きながら札幌の夏を一緒に楽しみませんか?

 暑い夏は、熱中症にも注意が必要です。水分をこまめに取り、時々涼しい場所に行って体を冷やしましょう。体調不良時は点滴が有効ですので、お気軽にご相談ください。北海道の夏を、元気で楽しみましょう。

 写真は、定山渓ダム(さっぽろ湖)の夕景です。傾いた陽がが湖面にキラキラ反射し、木々の緑と伸びた影のコントラストの美しさに見とれながら撮影しました。

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